ドキュメント映画「ヤング@ハート」&「アメリカン・ティーン」鑑賞2009年04月05日 23:59

ヤング@ハート&アメリカン・ティーン/早稲田松竹
コメント書いた直後に最終日、予定的にツメこめると気がつき全力で駆けこみました。

見た順番は「ヤング@ハート」→「アメリカン・ティーン」。 「アメリカン・ティーン」は高校生の等身大を描くドキュメンタリー映画。学校の中心的存在の女王キャラ、バスケ選手、そしてオタク・キャラのブラス・バンド部員、芸術家肌の女の子などをメインにそれぞれの環境を活写。

心理や環境などをアニメーションにして挟むなど、見せ方に工夫があって面白かった。大学に行けば新しい環境で道が開けると信じる描写のアニメや、登校拒否になってしまった子の心理を映像化した地下室の不気味な人形のアニメ映像が印象的。

それなりにセンスを感じる内容ではあったのだけど、アメリカの等身大の学生たちにさっぱり感情移入が出来ず、おっさんとしては「おまえらの悩みは恋愛ばっかだな!」とか「そんなに次々相手変えちゃうのかよ!」とか「自意識過剰!!」とツッコミたくなる悩みばかり。正直、異国の環境は日本と違いすぎると(精神的にも)遠さを感じるだけでした。

ヤング@ハート/チラシ(ポストカード倍判)
もう1本の「ヤング@ハート」は2本のうち本命映画だったのですが期待に応える内容。

平均年齢80歳のロック・コーラス隊「ヤング@ハート」。
自分も口コミ評判の影響で興味を持った映画です。「ヤング・アット・ハート」と言えば、映画『シティ・スリッカーズ』でも流れた同名のバラードを思い出しますが、このヤング@ハートはもっと激しい曲調を歌う熱いグループ。
ヨーロッパ・ツアーまであったグループで、そのツアーで存在を知った監督が6週間をかけて撮ったのが本ドキュメンタリー。
その6週間の間はツギのコンサートへの準備で忙しいだけでなく、かつてのメンバーのカンバック参加、そして死別というドラマが現実として訪れます。それでも開かれるコンサートと彼らのパフォーマンス。言葉では説明できない迫力、感動がそこにはあります。現実に勝るドラマはないと思わされる1本です。

映画的サービスとしてミュージック・クリップのようにメーキャップ&セッティングされたイメージ映像があるのですが、それがまた楽しそうで、いい!

心は若いままで。自分も歳を重ねても精神的には彼らのように挑戦を続けたいと思います。

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