PEZ/ディズニーアニマルフレンズ(森永版)2009年06月04日 20:09

PEZ / Disney Animal Friends - Marie / Japanese Package
森永ペッツの新作「ディズニーアニマルフレンズ」。
これは『おしゃれキャット』のキャラクター、マリー。主人公は差し置いて、マリーだけというセレクトがいかにも現代的。ペッツの歴史の中で「おしゃれキャット」が商品kされるのは初めて。ちょっとした改修で兄弟とお母さんダッチェスが作れそうなので、ぜひともラインナップとして加えて欲しいところ。

PEZ / Disney Animal Friends - Bambi / Japanese Package
こちらはまっとうに主人公が商品化されたバンビ。これも瞳の色を変えるだけでファリーンになりそうな気が……。でも、変化に乏しい色替えでもう一度買うのは嫌だから、むしろ出ないで欲しい(苦笑)。
塗装面積が広いのが残念で、自分の買った商品も開封前から口元が2箇所もひっかき傷状に色落ちしてました。
バンビの色ハゲ
個人的に感じるPEZ魅力の一つに、色の表現方法があって、モザイクのように成型色の違うパーツを重ねる独特の風合いが消える傾向にある近作は魅力半減状態。その観点から言えば、今回のバンビは“つまらない”部類。(それでも買うんかい。)

PEZ / Disney Animal Friends - 101 Dalmatians / Japanese Package
「101わんちゃん大行進」から。
以前だったら主要の名前のある子犬たちは、かなり識別できたけど最近は自信がなくなってきた。実写版の『101』と、スピンオフ・アニメーションで増えたキャラクターと、名前が同じなのにブチの位置が違うスピンオフ版の新設定のせいで記憶がかなりシャッフル状態、もう何がなにやら。
でも記憶が正しいなら、オリジナルアニメ版で登場するラッキー。死産と思いきや奇跡の生還を果たした、あのラッキー! ……と最初は思ったけど、耳は黒だよな。たしか。ステムが青だからペニーかペッパーあたりかな。でも、落ち着いてよーく眺めてみると省略されすぎてて、名前あり子犬にこのブチはない気がしてきた。と、なると名無しのゴンベ……!?

彼らこそブチのプリント替えで、種類を無限に……101種類に出来そう。(実際にはローリーとか、輪郭が違うキャラが居るから無理だけど。)101種箱入りセットなんて悪夢のようなセットが出たら、コレクターは悲鳴を上げながらも購入するのだろうか……。自分は買わないぞ。

なんだか、想像しているだけで怖くなってきた。

ペッツ/ディズニー・アニマル・フレンズ
今回のシリーズは今期全5種類。でも、シンバ(ライン・キング)とバルー(ジャングル・ブック)は以前の独立シリーズからの再リリースなので新規はここに掲載した3本。

単独のリリースが期待できなかったキャラクターも「ディズニー・プリンセス」のようなハイライト的商品化だからこそ陽が当てられるのは喜ばしいところ。(特に、旧ジャングルブック、101わんちゃん大行進など手の届かない価格で取引される彼らを思えば新作は嬉しい限り。)

プリンセスのように、チビチビと新作が継ぎ足されるなら、大歓迎したいカテゴリーです。

PEZ Disney Animal Friends:
U.S.PATENT:
5.984.285
MIC.6 ※マリーは記載なし

高所恐怖症にはきつい席 ~九段会館最上席2009年06月05日 18:25

九段会館の階段
今日は試写会でやったきた九段会館。
九段会館はかなり久しぶりに来た気がする。2名さま券だったけれども誘いに乗る人も折らず結局一人。なので座席は1階にとれました。

なので上の階へ上る用事なんてないのに、自分の記憶を確かめたくて上へ上ってみました。以前来たときに、あまりの混雑振りに一番上の一番後ろの席で見たことがあるのですが、その席の景色が怖かった印象が妙に残っていたからです。

自分は高所恐怖症。武道館の上のほうの席も、滑り落ちそうな錯覚があって、あまり好きじゃないくらいビビリィです。
九段会館の一番上の席からの眺めもに多様な印象があって、はるかかなたの鍋の底に写る小さなスクリーンを覗くような景色でした。

そもそも映画の上映で2階席ならばまだしも、ここには3階席があるのだから、ちょっと変わっている部類でしょう。(もっとも映画のためだけの施設ではないのですが。)

あがってきた3階席。入り口が分かりづらく、そこが入り口と半信半疑の状態で扉を開けてみました。なんだ、記憶よりも怖くない……。いや、そこから更に上がある。なにしろ3階席なのでかなりに急斜面で席が続く。その最後尾まで上ってみないと。そこまできて、印象とズレがないことに気づきました。

九段会館/3階席、最後尾からの眺め
やっぱり怖い。
写真だと伝わらない予感もしますが。

映画『いけちゃんとぼく』 西原版イマジナリーフレンド映画2009年06月05日 22:00

映画「いけちゃんとぼく」チラシ
先日のイベント「西原理恵子の人生画力対 」で当たった試写会。原作未読。イベントでへんてこな前情報だけ摂取している状態。監督は電通の社員で、無名監督だから取材も来ずに暇にまかせていけちゃんのオブジェ作っているとか……。あからさまなネタバレ宣伝に監督も原作者もあきれているとか。

楽しみにしている人は宣伝を見ないように警告! といっても、これは無駄な抵抗なのかも。そのネタバレはチラシ画像を参照してもらうとして、更に注目は“<絶対泣ける本 第一位>完全映画化”という自分の一番嫌いな宣伝文句。こういう色眼鏡で売ると、本当に売れるの?

物語は港町を舞台に少年ヨシオだけが見える心の友達いけちゃんとの生活を描く。オバQのような丸っこい体に漆黒の目玉がぽっかりとついたいけちゃん。基本黄色いけれど状況や心情によってさまざまな色に変化し、大きさも不定形。少年には“最初から、当たり前のようにいる”存在に疑問を持たれないオバケ。物語の出だしも出会いから描くのではなく、そんな当たり前の日常からスタートしていく。

子供にしか見えない想像上の友達と言えば、“子供にしか見えない妖精”や、その変化球で少年と異性物の友情を繰り返しモチーフにする藤子漫画、そして真っ向からイマジナリー・フレンド(想像上の友達)を描くカートゥーン「フォスターズ・ホーム」が思い浮かぶ。その西原版が“いけちゃん”。描き方は良くも悪くも古典的で、オーソドックス。少年がしょっている苦難が原作者の個性といえそう。

この手のモチーフなら、個人的な大好物。さぞかしおいしく食べられそうな映画と思っていたのですが、ここはちょっと予想が違っていた。

空手の達人である牛乳屋が宙を舞いディフォルメされたアクションを見るに“子供の目にはこう映った”という表現なのかと思ってワクワクしていると、そうでもなさそうな描写がどんどん出てくる。

夢の中にも入り込めるいけちゃんの特殊能力を描いた後、空を飛び異空間を見せたあと、翌朝、はだしで家に帰る描写にあぜん。ふとんで目覚めるシーンがくるとばかり思ってました。「いけちゃんはヨシオの人生に干渉できない」と言わせておきながら、ずいぶん脳天気な切り替えで、心の狭い自分はいちいち引っかかってしまいました。

殴り合いのイジメが延々と続き、テーマとして分かるのだけど中盤は特に閉塞感でやりきれなくてきつかった。それが少年の視点として共感しやりきれないなら映画の描き方として正当なのだけど、物語全体のトーンが大人の視点からなのがやりきれない。“大人になればわかるよ”、“早く大人にならなきゃね”的なメッセージは言っている側からすればまっとうなのだけど、少年の日々の真っ只中で自覚できることはまずもってない。少年の日の終わりを目前に控え、時にいけちゃんが見えなくなる描写でも、それは伝わる。でも、ヨシオ少年の主観から物語を肩っているかは疑問が残る。

映画自体が“いけちゃん”と“ぼく”のどちらの視点に重きを置いてるかという意味において、自分は完全に“いけちゃん”側だと感じた。大人の世界からやってきた主観が少年の成長を眺めるという構成で間違いは無いと思う。でも、全体の流れからすると少年に起こる事件が時制で展開するので、とても冷めた大人のまなざしで見下ろした事件を追う気分。演出の意図なのか、子供の目の高さになっていない画面作りから来るのか。この目線はこのテーマを描くのに適切だったのだろうか。

大人にとっては些細なり、致し方ないと諦められることでも子供にとっては重大なのが子供なりの主観。その側に共感させることは、かつて少年だった男性監督ならば出来たのではないだろうか。結局のところ原作の力に負けているように感じた。

母であり女性である原作者を思えば、当然のズレだし、一種狙いなのだろうけど映画として観た時、イマジナリー・フレンドをテーマにして、大人目線って根本的に違う気がする。
これは原作未読だから判断がつかないけれど、絵で描かれたものと実写とのギャップによる可能性もある。うーん。
男性監督なんだから、その意味、少年側へのフォローはもっとされてしかるべきと思うのだけど。男はいつまでたっても子供だし。

キャラクター造形に注目すれば、“いけちゃん”はかなり楽しめた。変幻自在の動きを見ているのも楽しかったし、トーンを抑えたしゃべり方をする蒼井優の演技も、とてもはまっていた。

■映画「いけちゃんとぼく」公式HP:http://www.ikeboku.jp/

……で、けっきょくこれは泣ける映画なの? 泣ける本を原作にしたと言ってるだけだから、映画は別物だよね?
泣ける映画としてなら評価はしないけれど、大人の女性の愛は充分に描いた作品だと感じました。そこには評価したいです。

よゆうたっぷり……すぎ2009年06月06日 18:06

よゆうたっぷり
何でか自信たっぷりに日付間違えました。
年に数回やらかすヘマです。

しかも場内で上映されていたのは「受精卵の取り違え問題」。医学系の催しだったようです。
取り違えてるのは自分だっつーの。
できるなら、自分の脳を良いものと取り違えて欲しい。

考えてみたら、土曜日に試写なんて変だよ。どうして気づかないかな。
往復の交通費と時間と気力を消耗。

しらいしろうのゲージは大幅にダウンした!

キャンディーに触れないペッツの入れ方2009年06月07日 15:13

1.包みをすべて広げ 2.包みを利用してつかみ、そのままディスペンサーへ
説明図通りにペッツのキャンディを詰めると、素手でべたべたと触ることになってしまって、人に分けるとき、とても感じが悪い。

そこで触らないでディスペンサーに入れることが出来ないかと指摘されたので、自分がいつもやっている手順を披露することに。

(1)キャンディーの包み紙をすべて剥がす。角の部分もすべて剥がす。

(2)その包み紙でキャンディーを押さえてディスペンサーへ。これでキャンディーとはノータッチでセット完了。

慣れれば手早く、簡単に出来ます。

週刊マイ・ディズニーランド86号目2009年06月07日 19:41

週刊マイ・ディズニーランド86号 表紙とジオラマアイテム
先週、火曜日5月26日発売86号。
残り14号!

■ジオラマアイテム  
・スプラッシュ・マウンテン(ベース1)

■本誌記事
・アナハイム探訪「ピープルムーバー」
・キャラクター図鑑「女王」
・ディズニー・ワークス「アトランティス 帝国最後の謎」

アナハイム探訪は既になくなってしまったアトラクション、「ピープルムーバー」。ゴンドラに人を乗せて、動力はレール側にあるという発送が革新的だったそう。その風景はどこかレトロ・フューチャー的で、今見返すと返って魅力が増しているように感じます。
こうやって既に無いアトラクションもフォローしてくれる姿勢は好感触。既に二度紹介しているアトラクションも多く、ネタ切れ感をにおわすページですが、こんな風に失われたものも振り返ってくれる企画を熱望します。

キャラクター図鑑は「女王」。今回の対象は『白雪姫』に登場する継母であり、老婆に変身する魔法を使う、あの女王です。原作との違いなど、お得意の視点でそつなくまとめた4ページ。引っかかったのは「女王の魅力大分析」の見出し、“不吉なまでの美しさ”。この表現ってありなのか。言わんとするイメージは伝わってるけど。

ディズニー・ワークスは続編OVAアニメーションの「アトランティス 帝国最後の謎」。先日バザーで映画の一作目『アトランティス 最後の帝国』のDVDを100円でも買わなかった自分にとって、“2”なんて対象外の極地。そのせいか、この記事内で知った要素は盛りだくさん。3部構成のオムニバスというのも初めて知ったし、新キャラクターの追加も新鮮に情報摂取できました。
記事として気になるのはスタッフ記述のところにあるキャラクター名と図版に付けられたキャラクター名が食い違っている点。「ヴィニー」が本名「ヴィンチェンゾ」で「モール」が「モリエール」なのは映画を見ているから分かるけど、初めてここで知る人には混乱を与えそう。

ジオラマアイテムは「スプラッシュマウンテン(ベース1)」。
今までも“マウンテン”ものは4回程度はかかっていたから、今回もそれくらいは続くことになりそうな気配。
86号ジオラマアイテム/スプラッシュ・マウンテン(ベース1)
中央の池のようになっている部分は、いばらの中へ投げ込まれた後のフィナーレで登場する内部空間。ここに設置する蒸気船ジッパ・ディー・レディ号は次号にリリースされるそうで楽しみ。
ジオラマイテム/スプラッシュ・マウンテン(入口)
こちらは入り口側。
スプラッシュマウンテンの下にはディズニーランド鉄道が通るので、内部カッティングは路線のカーブに沿っています。

ジオラマイテム/スプラッシュマウンテン(内部)
内部空間の再現には、せめてキャラクター性を持たせようという配慮か、左側に豆粒のようなワニのフィギュアがモールドされています。

小さすぎて、何のことか分からない人も多そうですが、他の商品で出たことがあるので、その画像を見てみましょう。

PVC/ Splash Mountain / Hillbilly Alligator
PVCのアリゲーター

このワニを表現してます。 ……うわー、ジオラマアイテムの方は伝わってるのか、これ!? (自分には伝わってるから、大丈夫かな。)
しかしこの空間のよさってたくさんの動物の大合唱なわけで、ワニだけモールドされるとかえって寂しさが引き立ちそうな予感……。笑いの国の住人はひとりぼっちになっちゃうのか。

次号はこのベースの線路を挟んで手前側のベース、「スプラッシュマウンテン(ベース2)」と「スプラッシュマウンテン(船)」。
い、いばらの中にだけは~!! と楽しみにしてます。


週刊マイ・ディズニーランド87号目2009年06月08日 04:34

週刊マイ・ディズニーランド87号 表紙とジオラマアイテム
6月2日発売、最新87号。
今号の献立。

■ジオラマアイテム  
・スプラッシュ・マウンテン(ベース2)
・スプラッシュ・マウンテン(船)

■本誌記事
・アナハイム探訪「王様の剣」
・キャラクター図鑑「ルイス&ウィルバー」
・ディズニー・ワークス「ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦」

おお、ジオラマイテムでは米粒のような大きさだった『王さまの剣』が詳しく2ページにわたって紹介されたアナハイム探訪。内容として掘り下げる要素も少ないであろうに、それを感じさせない変化のある図版と各部の解説。これを読むと、同じアトラクションに2度割いている回がもったいないと感じさせられます。ハナマル。

キャラクター図鑑は『ルイスと未来泥棒』から「ルイス&ウィルバー」。 思い切りネタバレ記事なんですが、読者みんなは観てる前提なんですね。それだったら、むしろ掘り下げて欲しいんですが……。ああ、2年間、どっちつかずなまま来てるなぁ。

ディズニー・ワークスはOVA『ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦』。近作なのでデータぶれもないし、むしろ作品的魅力を伝える姿勢に忠実にまとめあげた記事は好感触。マルです。

ジオラマアイテムはスプラッシュマウンテンの第二弾。線路を挟んだ手前のベースであり、滝の下部を包むいばらと、内部のフィナーレシーン、笑いの国に浮かぶ船「ジッパ・ディー・レディー号」。

ジッパ・ディー・レディー号を設置
前号のベース内部の池にジッパ・ディー・レディ号を設置して内部風景は完成。本誌のアイテム解説で気がつきましたが、船の甲板には1人(匹)のキャラクターが歌っていると……。説明には無いですが、側面の色の点も、もしかしてキャラクターの表現!? かなり厳しいけれど、造形師のサービス精神だけは感じ取れました。
それでも、ガラーンとした空間に見えてしまうのは残念!

本誌「アナハイム探訪」では2号71号、と2回の「スプラッシュ・マウンテン」の紹介があり、充分な情報を得ました。思えば数年前ならここまでハッキリと自分の中で情報整理がなされていなかったはずなので、2年間の購読は、けっこうエンジョイしながら共に歩じゃってるんだと思ってます。
特に71号紹介の「アメリカ・シングス」から移築されたオーディオ・アニマトロニクスについては、ぼんやり思っていた部分の裏がとれた思いで、嬉しかったです。図版が無いのが残念でしたが……。(当ブログの画像つき話題コチラ。)

スプラッシュマウンテンもシリーズ前半以上にこだわりが感じられる内部再現!驚きです。
スプラッシュマウンテン/86&87号ジオラマアイテム
その手前に線路を挟んだベースを置いて今週のアイテムはおしまい。 来週(今週)88号の山腹、山頂&ライドでスプラッシュマウンテンは完成。全3回とはかなり駆け足な印象!