中古で実体のあるCDバンザイ ― 2010年01月31日 00:01
音楽が、あんなにもドラマを語り、旋律が物語テーマを浮き彫りにする作品で、こんな仕打ち。
レビューを見ると、「MP3じゃなくCDで欲しい」「MP3じゃ音質に不満」と作品の評価に反比例して、販売形態への不満が爆発。サントラ・ファンとして、激しく同意します。「カールじいさん」の映画の雰囲気を考えるとアナログ嗜好に寄り添う方が妥当だと思えるのですが……。
とはいえ、世間は紙を捨てCDという手触りある媒体を捨ててダウンロードという方向に、そんなにも傾いているのでしょうか。
そうだとしたら自分は、どんどん原始人化してます。
先週も秋葉原の中古ソフトショップで閉店セールに遭遇。値札のすべてが半額だというからいそいそとCDを購入してきました。
(画像を見てもわかるように)多くの購入タイトルは何らかの形で購入していて、再度のものが多かったのも確かです。『ニュー・シネマ・パラダオイス』のサントラなんて、ジャケット違いだけで延々買って居るので、もはや15枚くらいは同じ内容を買っているような気がする……。
はたまたディズニー作品のサントラCDは日本語版を総ざらい。エイベックス移籍後のサントラはほとんど買っておらず、買っても英語の輸入版。今回の1枚190円ならではの買い物でした。日本語版の出来不出来は映画館やDVDで反芻することが多かったのですが、久々に耳と歌詞カードからの2方向で脳へ注入して、感覚が楽しかったです。
ぼろぼろになり、投売りになっている状況からして、時代と逆行しているのでしょうが、やはりジャケットやライナーのついた、実体のアルCDだからこそイイ部分ってたくさんあります。少なくとも、自分は、まだまだこのライフスタイルを変えることは出来なさそうです。
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