映画ドラえもん映画割引券コレクション(2006-2010) ― 2010年03月06日 07:01
▲下段左:映画 ドラえもん のび太の新魔界大冒険 七人の魔法使い 割引券(2007)
▲中央左:映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝 割引券(2008)
▲中央右:映画 ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史 割引券(2009)
▲右:映画 ドラえもん のび太の人魚大海戦 割引券(2010)
ロッポンギ・アニメ・ナイト 復活!大人だけのドラえもんオールナイト 雑感 ― 2010年03月06日 07:11
チケットが窓口ではなくオンラインでの販売になってからは発売開始直後にソールドアウトになっていたことも多く、自分は後半、諦めることも多かったイベント。
問題はプログラムで、今なぜこの組み合わせなのかという部分がひとつ。『のび太の日本誕生』は10周年記念作品で観客動員数が良かったという事情は知りつつも、散漫で地味な印象があるプロットや、どんでん返しの卑怯な展開にファンの間ではあまり評価されない作品。
『のび太の宇宙小戦争』も、今年の挿入歌で復活した武田鉄矢つながり的なセレクトなのか、それとも今年の『大海戦』という“戦い”の部分でテーマの比較をせよと言うのなら、痛いセレクトです。何が理由だとしても、暗めな印象の2本。幸い「ドラえもん映画祭」で外した作品だけど、逆に言えば“外す”作品なんですよね。
加えてトークショーの弱さ。正直なところ、今年の映画の出来に満足していない自分としては“なんでこんな風になったのか”の顛末を聞きたいというのが一番の目的。どうも前向きじゃありません。
でも、ツイッターで人様が買っているのを観たら楽しそうで、自分もついついリザーブ&購入。そして前回も失敗しているのに、今回も“誰か行くでしょ?”と2枚購入したら、見事あまった!
当日開始直前に電話をしてきた友人を無理やり誘って、席を進呈しました。きけばイベントのオンライン販売の状況も、当日まで余り席がある状態だったよう。“なんとか埋まった”レベルの人気だったように見えました。
お目当てのトークショーは、今年の映画のメインスタッフ楠葉宏三監督、脚本の真保裕一、そして飛び入りで増子相二郎プロデューサーが加わり司会からの質問に答えていく形式。
エイガ・ドット・コム 6年ぶり復活“大人だけのドラえもんオールナイト”に喝さい![2010年03月06日13時15分] http://eiga.com/buzz/20100306/6/
(前略) “大人だけのドラえもん”はかつて毎年行われていた伝説のイベント。2005年の声優・スタッフ交代を機に惜しまれつつ終了したが、名物の「予告編大会」も含め待望の復活となった。真保は、小説家になる以前はアニメーターとしてシンエイ動画に所属していたそうで「のび太の新魔界大冒険」「新・のび太の宇宙開拓史」でも脚本を担当。「第1回目のオールナイトに行った」というだけあって作品への思い入れは人一倍強く、「オリジナルストーリーでも、F先生が作った設定の中で忠実に作れば自然にドラえもんの世界ができる」と熱く語った。
さらに、「このごろは大人の事情で(笑)、しずかちゃんの入浴シーンが少ない」と語る楠葉監督に、「あれはF先生が好きで描いているのだから、削除しないで大切にしなきゃいけません!」と力説し、会場の喝采を浴びた。そして、「僕は『のび太の宇宙小戦争』の牛乳風呂のシーンが大好き。今回は、しずかちゃんの人魚姿がたっぷりある」と“大人”トークで会場を沸かせた。
以下、個人的に印象に残った発言を箇条書きします。
★楠場監督
・藤子・F・不二雄先生の作品世界を尊重することに力点。
・いろいろ(脚本から)変えちゃいました。
・リメイクだと進行が楽だから。(※ジョーク混じり)
・調整役としての仕事がメイン。
・日常に帰るところが“(映画)ドラえもん”。
★新保さん
・5人の考え、行動を追っていけば、それは必ず(作品としての)ドラえもんとして成立する。
・元上司の増子プロデューサーからのオファーはフリーになった今も拒否権がない。
・スタッフ会議で大筋決まったことを汲み上げて、隙間を埋める形で脚本を執筆。(※パズラー的な仕事になっている様子。)
・映画は脚本家の私物ではないので変えられてしまってもしょうがない。(※トゲあり発言風)
・周囲から藤子先生の作品に対して肉薄できないとも言われる。
・たとえつまらなくてもオリジナルに挑戦すべきでリメイクはやめるべき。
・「日本誕生」はツチダマが不気味で印象的。
・「宇宙小戦争」はしずちゃんの牛乳風呂が見所。
お三方のトークはエネルギッシュで、時に毒っぽいトゲ発言の新保さんと、ぽつりぽつりと隙間を埋める楠場監督、よそ行きの綺麗な発言でまとめる増子さんという三すくみ状態。
ファンとして感じるのは新保さんが一番栗映たーとして核心をついた発言が多く、ファン(+一般観客)の気持ちを分かっているムード。楠場監督は仕事ポジションのせいか、荒波をたてたくない温厚なキャラクター性を感じる。しかし、温厚さに比例して“言わぬが華”を体言、語りたくない様子。それがクリエーターの“批評を待つ覚悟”なら嬉しいのですが、現場に対する気遣いの気も。果たして…。
増子さんは、とてもプロデューサーらしいプロデューサー。表舞台では下手な発言しないぞという姿勢は、他の二人から普段と違いすぎると指摘。
自分の満足する核心のような発言はありませんでしたが、今年の映画の完成図を歪めたのは監督に聴こえる結果に。嗚呼、頭の中で解けなかったパズルがカチャカチャとはまる。だから不協和音を奏でていたのか。
トークショーのあとは新作上映。
予告編大会は3部構成。時折、同時上映と泣き別れになった部分の名残が出てきて懐かしいやら、イラだつやら。
原作の地味さから敬遠して長らく見ていなかった「日本誕生」は、地味だからこそ芝山監督の“間の取り方”や、お得意の“夢”表現が堪能できて楽しめました。
今回のプログラムで嬉しかった部分として映画祭同様に本編前のおしらせ部分が残っていた点。「宇宙小戦争」ではバッジの説明が残されていました。
すべてを観ていると新潟の藤子A先生の講演に間に合わなくなるので「宇宙小戦争」本編をカットして退場。藤子を渡り歩く!
新発田ゆかりのクリエーター・寺田ヒロオの再評価!/講演会・藤子不二雄Aへ ― 2010年03月06日 12:58
昨日の夜までは参加することすら決まっていなかったOM氏もすっかり拉致状態で、このイベントにも参加。ドライバーのMT氏、AY氏、自分に加わって計四人での新潟入り。
寺田ヒロオ先生の故郷でのイベントで、ロビーには現地の人が映画「トキワ荘の青春」公開時に製作したアパートの看板がロビーに展示。この看板は豊島区の展示にも来ていた物。椎名町からやってきた“チュ-ダー飴”も販売されていて、自分は遠くへ来たつもりなのに、すっかり見慣れたものだらけ(笑)。
そしてお目当ての講演。
トキワ荘での出会いから、最後にあったときまでのエピソードを生で聞ける、大熱弁。ある意味、僕らファンは何度も反芻している物語ですが、落語のように“分かっているからこそ”聞き入ってしまう部分も多く、贅沢な時間が流れていきました。
本当ならばプロジェクターで写してもらおうと思って持ってきたという写真が、残念ながら機材の都合で手元から差し出して示す状態だったのが気の毒でした。
終着はゆかりの地、新宿でFC編集会議 ― 2010年03月07日 21:48
新潟で藤子A先生の講演を聞いた藤子ファン一行は長野で一泊し、雪に追われるように朝、東京へ向けて出発。これで家に帰れば、まだ脳みそ正常な気がするのですが運悪くというか、今日は藤子不二雄FCの編集会議。しかも、その場所は藤子作品にも縁深い新宿駅のそば。
いやさ、ボーダーを越えているのは自分だけじゃない。今回の道のりで一番エライことになっていたのはOMY氏だ。北海道出身の彼は数年前までは東京に暮らし、いったん北海道に戻ったものの名古屋へ仕事に出てきていて、本来は古書イベントのために東京へ来ただけなのに、その晩に僕らに拉致されて新潟へ(笑)。以降、この三日間の藤子マラソンに飛び入りで参加してしまったのだから、運命に選ばれているとしか言いようがない(苦笑)。
運悪く……もとい、運よくピッタリの時間に東京についてしまったので自分は編集会議の場所まで直行。さすがに疲れました。
みんなで食事して駅へ向かうとJRの改札前には新宿の風景のうち利代わりを展示した車両型オブジェ。その写真から、真っ先に藤子スタジオがあった市川ビルを見つけ盛り上がるわれら集団。怪しすぎます。
トラノコ・なんちゃってコーラはnotタバスコ味 ― 2010年03月08日 23:12
見てのとおり、タバスコのパロディ・パッケージ。飲んでいる姿がインパクト大! 味はというと……。いや、コーラです。ちょっと駄菓子っぽい風味の。
気にいったからもっと飲みたい(もとい、眺めたい?)なと思っていたら、知り合いがドンキ・ホーテで売っていたとアドバイスくれました。
本当だ、一本29円で……。
Figurine/プリンセスと魔法のキス by BULLYLAND ― 2010年03月09日 23:03
興奮冷めやらないまま、もうその日にはフィギュアを握っているという玩具バカ。いやいや、実は先に探していた『カールじいさんと空飛ぶ家』のフィギュアをショップさんに頼もうとするときに、先回りしてこちらも頼んでいたのです。その受け取りが映画を観る今日だったと言う訳。
メーカーはドイツの老舗フィギュアメーカー「BULLYLAND」。以前は、どんなキャラクターを作らせても前時代的なブサ・フィギュアをリリースし続けていたのですが、この数年間で一気に技術力が向上。同じメーカーとは思えない表現力を獲得しています。
このシリーズは箱入りのセットと裸売りのシールタグ付属状態の2系統リリースされていますが、本体に差異はありません。自分は裸売りを購入。
物語導入部のカエル王子とのキスを再現したモデル。以前ならば何でも1パーツの分割目を増やしての表現方法をとっていた会社ですが、手から先が別パーツだったり、そうかと思うと以前どおりの分割目を増やして表現したティアラなど、ケース・バイな処理をしています。ちなみにスカートの中は空洞で足のモールドはありません。
こちらは終盤のドレス姿のティアナとナヴィーン王子。伝統のタイツ姿王子(笑)。シーンが短いせいもあってコスチュームに印象希薄ですが、逆に珍しい立体化になっているかもしれません。
こちらも同じく、ティアナのドレスの中は空洞で、足モールドはありません。
ワニなのにトランペットの名手のルイス。ディズニー伝統の楽しい動物キャラという王道の仕上がりに嬉しくなってしまう立体。スーパーバイジング・アニメーターのエリック・ゴールドバーグ氏が好む曲線をうまく立体に取り込んでいて爽快! ルイスのノリが伝わってくる、名立体。
このシリーズは現状これですべて。とりあえずの渇望は癒されるものの、今回一番のキャラクターのアイツが立体化されていないのが惜しまれる。嗚呼、レイ。君に立体で会いたいよ。
お誕生日の下ごしらえ ― 2010年03月10日 00:00
本来なら自分のプレゼントを用意したいところですが、それよりも小道具が足りないとオーダーされたので自分は仕事を押しのけて、こちらの作業を推進。嗚呼、仕事だってコツコツやらないとまずい状況だってのに。そんな訳で今年はバースデーカードの作成はナシ。トホホ。
代わりのシゴトがこの看板。
どうやら映画のクランクアップ時に集合写真を撮る習慣を模してるようだけど……。
もう渡してしまった後に言うのもなんですが「道」の字の真ん中の棒が落ちてる……。
目立たないでスルーされていることを願いマス。
※このエントリーはサプライズ企画の内容のため、後日[2010/03/23]に公開。
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