PVC/カールじいさんの空飛ぶ家のチャールズ・ムンツ / Disney Store2011年11月12日 02:26

PVC Figure / Disney/Pixar Up / Charles F.Muntz
定期更新も滞るブログになりましたので、もはや長い定期読者はいないと思っているので、一から復習です。

2006年公開映画『カールじいさんの空飛ぶ家』は、前のめりで鑑賞して完成度の高さに大きな拍手。いつものピクサー映画なら同時タイアップで多数リリースされる商品群に出費を余儀なくされるのですが、この映画の場合は極端に商品化に恵まれませんでした。それでもさすがはディズニー・ピクサー映画。ワールドワイドに探せば、思うような商品もチラホラはありました。

でも、その出荷量がとても少なく、手練のコレクターである自分も四苦八苦、あまりの手こずり、ずっこけぶりにエピソードを自虐漫画エントリーに紹介するほどでした。
でも、苦労させられただけあって、手に入れた商品は印象的なお気に入りの商品です。

チャールズ・ムンツ
時は過ぎて……。

もしも、その商品にバージョン違いがあったとしたら、どうなるでしょうか? それが、見つけちゃったんですよね。
自分の手に入れた通常版が7キャラクターセットで、バージョン違いは通常版に1キャラクター追加された状態8体セット、パッケージもシールがメタリックのマイナーチェンジ状態。

Pixar UP Figure Playset (8 figures version) / Disney Store
通常版でさえ、瞬殺で悲鳴を上げるような状態で買っていた自分にとって、これが異常事態なのはご想像いただけるでしょう。何しろディズニー系悪役は大好き、“爺さん+子供映画”のパッケージに弱く、実際映画も大ハマリ。そして重度の塩ビフィギュア蒐集家。欲しくて声あげちゃう状態です。

キャラクターとしてもチャールズ・ムンツは惹かれる存在です。前半では主人公の憧れとして存在し、後半は意外や倒すべき存在としての敵役になるキャラクターです。この屈折したキャラクター像。しかもそのイメージ・ソースには20世紀初頭生まれの人物としてウォルトも含まれているあたり、意味深です。
チャールズ・ムンツは“ありうる未来像”としてのカール・フレドリクセンの影法師。
ムンツの商品化は平モノ(印刷物、カード、メモ帳など)なら、多少“いる”ことが確認できてますが、あとはピンバッジくらい。フィギュアといったら現状、唯一無二です。

最初に見つけた時はバラで全種ではなく4体ほどをセットにした出品でした。ワールドワイドに発送すると表示されながらも送料計算機に“日本”の選択肢が無かったので出品者へ質問。でも、残り時間が半日程度しかなく状態。出品者はギリギリ返事をくれていたのですが自分は気づかず、予算を細かくたてられず撃沈。

以降はセットの出品も見つけたのですが、極端な高額になり、単なるPVCフィギュアにマンケンを二枚以上は、ちょっと……。しかも送料入れたら? 通常版でマッド(;@д@)になっていた時、試算した定価10倍コースを思い起こすと、それすらもカワイク思える値段にまで高騰。

半年以上、定期的に検索をかけて、やっと先日、競り落とすことが出来ました。……かなりの額で。

擦り傷、汚れだらけのムンツ
それでも、中古品で遊び倒された後のフィギュアだし、バラだったので「チャンス!」と張りこみました。しかも、入札時は円高絶頂状態。レート的に有利です。

結果落札したのですが……送料の計算中に日銀介入があり、そのレートだけで500円くらい跳ね上がるという………。

到着したムンツは思ったよりも擦り傷やペイントの移り、汚れも目立ったのですが、奥地に暮らした100歳近い冒険家なら、むしろリアルなのでは? とも思える状態。(一応、ちょっと洗ったり、マジックスポンジでクリーニングしました。)

PVC Figure / Disney/Pixar Up / Charles F.Muntz (Back)
しかし、家という物質的な思い出よりも、それを捨てて未来へ歩き出そうという映画のテーマを思い起こすと……コレクションって、かなり逆ベクトルじゃね? (自爆)