kid'm『わんわん物語』(1995)2007年05月02日 12:40

kid'm "LADY and TRAMP / la Belle et le Clochard" PVC set
日本でムービーフレンズシリーズがリリースされていた頃と同じくしてフランスではブリスターパックに数種類のPVCフィギュアがセットされた同コンセプト的な商品がリリースされていました。
このシリーズはアメリカにも日本にもないセンスのラインナップが並び、今でもコレクターに人気があるので、なかなか手ごろな価格で出会うことが出来ず二の足を踏み続けています。

それでもどうしても欲しいものは多少がんばっても購入するもの。その中の一つがこの品です。レディ&のら公の商品化は珍しくもないのですが、ここで目を惹くのはブル公とスキャンプです。その後オリジナルビデオアニメとして主役を張る『わんわん物語Ⅱ』を通過すれば、スキャンプはそれなりに脚光を浴びるキャラクターですが、このときは本編のラストに登場したわんぱくパフォーマンスとコマ漫画で活躍したくらい。好きな人にとっては思い入れを抱くのに充分な活躍ですが商品化となるとまだまだ層の薄い印象です。

ある意味、コミック版の存在が大きいヨーロッパマーケットだからこそ仲間入りしたようにも感じます。

ブル公は野犬収容場にいた一匹。他の仲間を差し置いているにしても、ペグよりも良い扱いだなんて!

li'l Classics「わんわん物語」(1996ごろ)2006年10月08日 08:56

LADY and TRAMP/ Present / li'l Classics by The Disney store
ディズニーストアオリジナル商品シリーズ「li'l Classics」は通常のPVCフィギュアよりも一回り大きいサイズで情景を織り交ぜて様々な作品とシーンを立体化した名企画でした。販売は95〜97年ごろだったと記憶しています(追跡調査中)。
その後、同コンセプトの商品は色々出ましたが骨太な玩具的強さとシーンの再現を目指した細やかさのバランス感覚が絶妙で今でも見劣りしない魅力を備えています。

冒頭画像はダーリングさんが奥さんにクリスマスプレゼントとして子犬をあげるシーン。帽子の箱の中に入れられた子犬のレディがチャーミングです。
このシーンはウォルトの体験を元にしたシーンだと言われていますが、近年のメイキングにまつわる新事実の検証でその説が真実か疑わしい面も出てきてしまいました。しかし、出典がどうあれシーンの魅力が変わることはありません。

敵役のシャム猫サイとアムの登場と巻き起こす騒動がコンパクトにまとまったジオラマ・フィギュア。
バスケットからスルリと身を表すポージングと傍らに添えられた金魚鉢の配置が絶妙なムードです。

そして言わずもがなの名シーン、ミートボール・スパゲッティのキスです。
玩具的なエッジのとれた丸さと、ボリューム感が同系等の商品に比べて存在感を強く感じます。

そしてラストシーンの風景を切り取ったジオラマ。ジョックとトラスティを中心にレディとトランプの子供たちを配したクリスマスの風景です。ここでのポイントは後にスキャンプと名前のついたオスの子犬のやんちゃな表情とトラスティの前足に巻かれた包帯でしょう。これだけ小さな情景の中に色々なドラマが盛り込まれていて胸熱くなるアイテムです。

ユタカ/ムービーフレンズ12『わんわん物語』2006年08月30日 16:22

MOVIE FRIENDS "Lady and TRAMP" by YUTAKA 1997
最近、振り返るに自分のコレクションで97年前後の商品がどれだけ多いことか。おそらくアメリカントイ系のブームに応えた国内の商品開発もピークだったのだと今更ながらに感じます。
そんな97年商品の一つです。『ムービーフレンズ』シリーズの第12巻。ブック型のパッケージにフィギュアが収納されているセンスの良いシリーズでした。(もちろん、全て購入……汗)

最近はチョコエッグ~チョコパーティやTOMYの『マジカルコレクション』など、その時々でディズニー作品を一望できるシリーズが開発されますがそんな系譜の商品の一つ。規模的に当時は珍しいもので狂喜したシリーズです。

わんわん物語』としては定番のスパゲッティシーンの再現可能フィギュア。当時としては珍しく、樽やスパゲッティのパーツが付属している商品設計はフィギュア商品の枠を越えたとセンスを感じたものです。
サイとアムのポージングも変化を持たせていてムードが良く出ています。 再版、継ぎ足しでも良いから続投を望みたいシリーズですが、やはり色々な意味で難しそうです。
いつしかこのセンスを越えるコンパクト、お手ごろ価格の新コレクションシリーズを望みたいです。

ファンタスティックギャラリー2/わんわん物語2006年07月30日 20:13

ファンタスティックギャラリー2/わんわん物語
2004年1月発売『ファンタスティックギャラリー2』全5種、1箱300円、選択可能の食玩の一つ「わんわん物語」。
言わずもがなの名シーンが日本の技術力(と、中国工場の技術力)で立体化。それまでもディズニーストアオリジナル商品のPVCフィギュア「L'ill Classic」シリーズで似た商品化もあったのですが、精密さがまるで違います。
対象年齢の高いシリーズだけあってスパゲッティ1本のような細かいパーツまで駆使した精密フィギュア。ボッチャ(丸瓶)はクリアパーツ、ミートボールスパゲッティも単色ベタ塗りではなく濃淡のあるおいしそうな彩色が施されています。キャラクターの立体感が日本テイストなのは致し方ないとして、それでもこの再現性は特筆レベルです。これだけのクオリティの品が安価で手に入るのだから日本のフィギュアブームも捨てたものではない!

ダイヤブロック『わんわん物語』1984年2006年07月28日 03:59

ダイヤブロック『わんわん物語』1984年
子供の頃、ブロックと言えば何派でしたか?
海外製で多少割高なレゴに比べ庶民派のイメージがあるのがカワダダイヤブロック
ディズニーキャラクターの投入はレゴよりも20年以上早い歴史あるコラボ。ブロック・フィギュアでミッキーマウスをリリースしたのは80年代前半か、もしかすると70年代だったかもしれません。(資料の発掘を望む分野です。)
レゴとディズニーの契約でダイヤブロックの権利が切れたのではないかと一時心配していたのですが、ディズニーランドの中のオリジナル商品としての存続や最近、この路線と同じブロックでキャラクターを作るシリーズでミッキーやスティッチなどの新作セットがリリースされているので心配は無用だったようです。

この『わんわん物語』のセットは1984年リリース。
ゲームのドット絵のように極限まで単純化されたフォルムは今でこそセンスを感じ突き抜けたかっこよさがあります。昔は微妙なセンスに感じていたのですから、変われば変わるものです。
ちなみに犬小屋はペンたてになる実用性つきです。犬小屋にえんぴつ……不思議なセンスを感じます。

「わんわん物語」絵皿SEGA製1998年2006年07月27日 08:44

ディズニークラッシックス アートプレートA「わんわん物語」SEGA1998
UFOキャッチャーの景品用にリリースされた絵皿です。
ちょっと派手ですが、好きな作品だとコレクション範疇外の品でも手が伸びます。
実物を眺めていると陶器の存在感でそこまで気にならないのですがこうして画像にしてしまうとハートマークがイマイチなのが目立ちますね。
このお皿でミートボールスパゲティを食べたらファンとしてかなりビョーキな感じです。

SEGA製、1998年リリース。
商品名:ディズニークラッシックス アートプレートA「わんわん物語」

ソフビ・バンク/わんわん物語 (’90s)2006年07月26日 02:53

『わんわん物語』 ソフビ・バンク(米ディズニーストア商品)
90年代末にリリースされたアメリカのディズニーストア・オリジナル商品のソフトビニール製バンク。
これ以前はトランプは「灰色」としてリリースされていたのに、この頃以降のライセンス商品は「茶色」に変更されました。長らく灰色で慣れていたファンだったのでかなり戸惑いました。ウォームグレイ程度の色味ならばいいけれど、まるっきりの茶色ですよね、これじゃ。

色味に違和感はあるものの、造形はさすが近年のものと思える表現力。二匹を一括で抜き出す金型の制約を逆手に取ったかのようなフォルムは魅力的で目を引きます。