PVC/ 蒸気船ウィリー ミッキー・マウス/by APPLAUSE(1988)~幻の長編50作目を思い出す ― 2008年10月21日 09:19
ディズニー長編アニメーションの正伝ともいえる作品群を“ディズニー・クラシック”と称していましたが、CGアニメーションの隆盛やら、TV・ビデオアニメスタジオが劇場用作品を制作するなどの混乱をみせたせいか、今世紀に入ってから、いつの間にか数えなくなってしまいました。(35作目『ヘラクレス(1997)』までは、かなり大きくクレジットされていたのですが。)
昔から一部ファンの間で有名だったクラシック50作目の企画はミッキー主演作。タイトルは『サーチング・フォー・ミッキーマウス(仮)』(ごめんなさい記憶なので正確な英語表記忘れてます。こんな感じの語感でした。)。 半ば希望的な都市伝説的な情報でしたが、シノプスまで公開されていました。内容は完全なる楽屋落ち的お祭りアニメ。いなくなったミッキーマウスを探して今までの長編アニメの世界を冒険するもので、クラシックキャラクター大集合という豪華さでした。
この話を知っていたファンはビデオ・ゲーム「キングダム・ハーツ(2002)」の登場に当惑したものでした。映画のシノプスが先にゲームになってしまっったことや、そのスクエア臭プンプンのメインキャラ。同じ頃にはクラシック作品のカウントをやめるとのディズニー社のアナウンスがあったので、長編50作目のミッキー主演作は幻になってしまったのでした。
映画スタジオ製作の手描き長編アニメーションは『ホーム・オン・ザ・レンジ(2004)』で44作目。
1997『ヘラクレス』35作目
1998『ムーラン』36作目
1999『ターザン』37作目
2000『ファンタジア2000』38作目
2000『ラマになった王様』39作目(※1)
2001『アトランティス』40作目
2002『リロ&スティッチ』41作目(※1)
2002『トレジャープラネット』42作目
2003『ブラザーベア』43作目
2004『ホーム・オン・ザ・レンジ』44作目
……
※1、Bプロジェクトは仕切りが違うので数えない説もあり。
※2、以下カウント微妙な作品。
2005『チキン・リトル』(Walt Disney Feature Animation製CGアニメ)
2006『バンビⅡ』(Walt Disney Feature Animation製ビデオスルー手描きアニメ。一部の国で劇場公開。)
※3、TOON DISNEY製アニメは以前のカウントルールにのっとり、数えていません。
順調に毎年長編アニメが公開されていた場合、今年80周年近辺に、ミッキー主演作がくる公算が高かったのです。ああ、これは死んだ子供の歳を数える行為かな。
そういえば、大人になってからディズニーファンになった頃、ミッキーマウス60周年記念ロゴの商品があふれていました。と言うことは子供時代を除いた“どっぷり暦”も20年を……。くわばら、くわばら。
写真はその頃発売されていたPVCフィギュア。米アプローズ製。舵はプラ製の複合素材造形物。 オリジナルは3種がパッケージされた箱入りだったような記憶があります。主だった作品の姿をしていたのかナァ。その頃は今ほど蒐集に意欲を燃やしていなかったので、思い出せません。
でも、思い出さなくても良い事は世の中たくさんあるんですよね(苦笑)。
コメント
_ T山 ― 2008年10月21日 04:32
_ しらいしろう ― 2008年10月23日 08:35
×周年はヘヴィ・ファンと金儲けを企てる版元しか数えないですからね。
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ええっ、しらなかったよ−っ!
周年麻痺なのでしょうか。送り手側も含め。