PVC/フィグメント('80s or earlier '90s)Theme park2008年04月01日 03:50

PVC / Figment with Yellow shirt / WDW EPCOT
以前、最新版のPVCを紹介したフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)にある仮想未来都市EPCOT(エプコット)で活躍するドラゴン、フィグメント。アニメ作品ではなく、アトラクションのキャラクターと言う役回り上、そんなにメジャーなキャラクターではありませんが、愛嬌ある竜と言うキャラ性は万人に好かれそうです。
PVC / Figment with Rainbow / WDW EPCOT
お土産品として開発された商品も数多くあって、ここに並べるPVCフィギュアもそのひとつ。刻印はMADE IN CHINA (C)DISNEY 1982(※例外アリ、後述)。年号の表記は1982となっていますが、発売時期はそれよりも後年だったようです。90年代の前半まで流通していて、結構な数が出回っているのでコレクターにとっては比較的おなじみな立体物です。
PVC / Astronaut Figment / WDW EPCOT
1980年代という時代性もあって、宇宙服の彼はDLトゥモローランドに現れる宇宙服のミッキーマウス同様、未来への希望を感じる姿です。いまや、その未来感覚もレトロになりつつありますが、個人的には昔とは違う感覚で魅力的に感じるようになりました。
PVC / Weightlifter Figment / WDW EPCOT
黄色いシャツのスタンダードな姿をはじめ、イマジネーションの伝道師らしいコスプレの多いフィグメントですが、珍しく体育会系の彼。
PVC / Figment in dinner jacket / WDW EPCOT
当初はメイド・イン・チャイナのハンドペイント(上記全て)で製造されていたフィギュアですが年代が下ると、マスクを使用したスプレー・ペイントとタンポン印刷を使用した目など、個体差の少ない現代的な製造方法にシフトされました。またそれに併せて製造国が中国ではなくなりHONG KONG製となりました(下)
PVC / Figment in dinner jacket (later version) / WDW EPCOT
タキシード後期版↑

しかし後期版は、短命です。すぐに世界民族衣装をテーマにした二期商品へ道を譲りリタイアしました。

.

だまされましたか?2008年04月02日 14:52

今年の東京新聞エイプリルフール面
今年のエイプリルフールは何か面白いエントリーをこさえる腹づもりはあったのですが結局用意できずスルー。それに、どうも自分の性格が天邪鬼なのでブログでエイプリルフールのネタをやるに決まっていると構えられたところでやっても面白くない。そう思って、今年は“やらかさない”ことに価値を見出してみました。

そんな風に思っていたのに、エイプリルフールを境にアクセス数が急増化。理由は一昨年の東京新聞のエイプリルフールの“東京タワー”を検索したどり着いた人が多かった模様。ふーむ。

今日の東京新聞では読者投稿欄で今年のエイプリルフールの記事の感想が載っていて、この企画を毎年楽しみにしている人がいることも載っていました。今年、一番評判が良かったのは日本にオバマ氏の異母弟がいて兄に会ってみたいと言う内容のもの。(画像上右)経緯が複雑でリアリティを保つよう凝っていて読ませる。

個人的には右面中央側の「傘固定の知恵も規制?」が面白かった。マナを何でも規制にしてしまう風潮をツマにチクリとした風刺フィクションになっているのが愉快。

東京新聞:TOKYO WEB/ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2008040102099991.html

やっぱりエイプリルフールのウソは本気で面白くやらかさないと魅力がないと思ったこの次第。

寄席鑑賞メモ ~研精会第320回卯月公演2008年04月02日 23:50

柳亭 市朗(前座)
柳亭 こみち 
入船亭 扇里
金原亭 小駒
ーお仲入りー
柳家 三之助 
三笑亭 夢吉

演目をメモった紙を失くしてしまって、思い出せない。つくづくメモは取るけど役に立てられない男だ。

相手は沢田……?2008年04月03日 13:32

トムとジュリー ジキル
図書館に貼りだされていたイベントの開催予定表。

おっ!「トムとジェリー」が上映されるらしいぞ、と目を凝らしてみたら「トム&ジリー」でした。
相手が沢田研二だとするとトムもネコじゃなくて小柳かブラザーか!?
ジキルは上映作品のサブタイだと思っていたけど、これも出演者だったりして。(いいボケが浮かばない。)

寄席鑑賞メモ 入船亭扇橋の会2008年04月04日 23:51

■入船亭扇橋の会
入船亭遊一 「たらちね」
入船亭扇辰 「夢の酒」
入船亭扇橋 「ねずみ」

枕が長すぎてお弟子さんが“師匠、時間です!”と諭す場面も。
初めて聞いた「ねずみ」が印象に残った。大きな旅館“虎屋”vsぼろ旅館“ねずみ屋”の対比が某藤子漫画を思い出した、大馬鹿な漫画ファン。

映画『魔法にかけられて』~オタクにはめられて2008年04月05日 06:02

魔法にかけられて / 劇場前売り券
(以前のエントリーからこぼれた細かいネタ覚書エントリーです。)

おとぎの国のお姫様が現実世界に落ちてきてカルチャーギャップで笑わすと言う設定を見ただけでも充分に楽しめる『魔法にかけられて』ですが、ディズニーファンならば思わずにやりとしてしまうシーンの連続。ライトな作風なのだとばかり思っていたら、自分の認識が甘かった。

最初に「オヤ?」と思ったのが、ジゼル姫がNYに来て、路上のサングラス売りの台をひっくり返した瞬間。これって、『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』の冒頭シークエンスで歌われる「ホワイ・アイ・シュド・ウォーリー」の中でドジャーがやったシーンのパロディー? いくらなんでもマニアックすぎると思い、一度はスルーを決め込んだのですが出てくる出てくるマニアックなこだわりのオンパレード。先のシーンも偶然の一致ではなく仕組まれたワンシーンだと確信できました。

<あ! 基本的にネタバレエントリーなので未鑑賞の人は読まないでください。>

思えば、しょぱなからヤラれてました。
ピクサーが製作した新ディズニー社ロゴもやっと見慣れてきたと言う時期にあれです。ロゴの中の城にカメラが移動し始まるファーストショット。ロゴ画面が切れるのを待っていた自分は意外なカメラワークにむせてしまいました。なんたる意外性。パラマウント社のロゴの向こう側に入って始まる映画(タイトル失念)も思い出しますが、“お城”と言うキーワードが既にマッチングしていてたまりません。

以下、その城の一室に置かれた本で始まるプロローグは『白雪姫』『ピノキオ』等々、初期ディズニーで定番だったスタイル。

冒頭アニメは『白雪姫』『眠れる森の美女』などを基本とした森を舞台に王子と愛を誓うイマジネーションでしょうか。
トロルと王子が姫へ向かって競うシークエンスはドリームワークスの「シュレック」を連想させられました。(※シュレックはオーガ。)この辺、意識的なのか判断に迷いますが、後半を考えると意識的な気もします。

”願いのかなう井戸”は「白雪姫」のそれ。

NYへ到着すると場所はブロードウェー。ディズニーのミュージカル公演のある地としても意味合いのある場所ですが、前述「オリバー」の舞台でもある場所。なぜマイナー作品「オリバー」がフィーチャーされるのか疑問に思われるかもしれませんが監督ケビン・リマのディズニー初参加作と言えば納得してもらえるでしょうか。

TVスタジオ製作の『グーフィームービー』で監督デビューを果たした後、フューチャーアニメーションで『ターザン』を監督、そして実写作品『102』と作るたびにフィールドが変わるケビン・リマ。そんな彼がアニメも実写も使った作品で撮るというのは、何か一周終わって、2周目に入ったような感慨を覚えます。その意味「オリバー」は至極納得の一里塚。

振り返ればケビン・リマが入社した頃のディズニーは新体制が整った節目の時代でした。実写作品に目を移せばタッチ・ストーンレーベルの第一作『スプッラシュ』、これも舞台はNYでした。

そして、おそらくこれは自分の勝手な思い入れ。アラン・メンケンの町という視点(苦笑)。第一回『ディズニー映画祭』に出席したアランメンケンは司会だった田中美和子さんに「“マンハッタンのナイスガイ”アラン・メンケン!」とコールされました。自分にはメンケンの風貌とのギャップに妙にウケてしまって、以来メンケンの枕詞と言えば“マンハッタンのナイスガイ”だと思ってます。(脱線)

えーっと、何の話でしたっけ。
そもそも映画を見てから何週間もたってるんだから細かいネタなんて忘れ始めている訳で……。

以下、過剰書きに近いメモで消化しましょう。キリがない。

ジゼルいわく糸車で作ったドレスの糸って、『眠れる森の美女』?

魔法の鏡=TVに映る「こぐま物語」の実写部分ほか、何かディズニーアニメが混じっていたような……。

エドワードとジゼルの行くイタリアンレストランが『わんわん物語』のトニーのレストランのパロディらしく、悪役の変装もご丁寧にトニー風。

『サウンド・オブ・ミュージック』→転じて『美女と野獣』のミュージカルシーンのカメラワーク、舞踏会のシャンデリアのアップは同じく『美女と野獣』のボールルームのシークエンスのパロディ・アングル。

サントラでも『美女と野獣』のメロディが少し出てきますが、弁護士事務所のロビーでは『リトルマーメイド』のメロディと、アリエルの声を担当したジョディ・ベンソンが秘書として登場。水槽の中を覗くジゼルも輪をかけて“人魚姫”を思わせるシークエンスでした。

そういえば、どのシーンか失念したけど「あ~ひょほほ」のピント・コルビィグ絶叫のパロディもありましたっけ。かなりライトな絶叫で、不自然にならないようになっていました。

エンド・ロールは影絵のような処理で数々の昔話を見せる趣向で、ディズニーアニメにもなった『王様の剣』ほか、本編でフォローされていなかった作品も登場。

でも、そのトップバッター(※訂正アリ)は魔法にかけられカエルの姿になった王子様。これはハンドドローイングアニメーション復帰一作目『ザ・フロッグ・プリンセス』への布石! 魔法にかけられた主人公というつながりだけでなく、さらりと未来への希望も感じ取れて嬉しいエンドクレジットでした。

オタクの引越し2008年04月06日 07:51

つみあがる引越し荷物
エイプリルフールの終了30分くらい前に、せっかくだから何かウソつこうと、ついたのが「あれ、背中に何かついてるよ。」と言う“一見誰かにだまされているのを注意してあげる いい人”を装ったもの。軽いジャブのようなウソに騙されてくれる真面目なM氏。いやはや、申し訳ない。

翌日、エイプリルフールは終わったのに、ウソっぽいテンションでM氏から声をかけられました。
「大変、大変!」
聞けば、この春引越しをするOM氏の引越し準備が終わらず、期日も迫っているので手伝いに来て欲しいとの話。なんだ、ウソじゃないのか。そう思い終電で向かったのですが、自分は予定外の人員だったよう。うーん、M氏のウソの方が鮮やか?

真夜中の引越し準備は怪しいムード満点。きっと夜逃げってこんなテンションなんだろうなぁ。

写真は翌日3日にOM氏のアパート玄関に積み上がったダンボールの山。彼、自分の負けず劣らずに持つの多い人で、その荷物整理方法は自分を見ているようです。ダブリがあるものは減らすけど、全てを捨てると言う発想が限りなくなさそうな様子。自分たちの来る前にもう10数箱が数回、小包として郷里へ発送されているそうで、この日も20箱弱が小包として出発しました。

マニア仲間なのでいろいろ楽しいものを貰いました。
徹夜明けのお昼に眠気限界で帰ったのですが、翌日には他の助っ人が行ったようで、その時もかなりの数のダンボールが出来上がったそうです。

なんとか見通しがついて今日(6日)はOM氏送別会。飲みでっす。