映画『シチリア!シチリア!/BAARIA』オリジナルサウンドトラック到着 ― 2010年12月20日 17:15
こうしてみると生活ノイズを音楽に取り込むことを注文したトルナトーレは、もはや劇映画デビュー前のドキュメンタリー時代や、そもそもの故郷の集大成として作っているのだから、陳腐な「総決算」と呼ぶのが申し訳ないなぁ。
それだけ土地にこだわり、現実を愛して年を重ねたからいくつかのファンタジックなシーンを除いてリアリスティックにこだわったのがよく分かる。
映画を追体験するツールとしてのサントラとしての完成度はもちろんだけど、今回の場合は強いメロディが少ないから、どれが“土地”や“人物”についたメロディーなのか把握しずらい。その分複雑で編曲も力強いものが並ぶし、見下ろす街(もしくは歴史)についた曲は、ぞくぞくする。
痛みと安らぎの交互のアルバム構成は、まさにこの映画っぽい。曲順は映画とは違っているように聞こえるが、果たして、どれくらい違うのか。アルバム構成もまだまだ興味深い世界。
Baaria - TOWER RECORDS ONLINE http://tower.jp/item/2630915/Baaria
余談。
今回、封切前にサントラCDを購入しようとCD実店舗やネット店舗を探しまわった。驚いたのは邦盤がないことと邦題をつけた形で検索がひっかからないこと。また値段もまちまちで、タワレコで驚いたのは店頭で買うほうが高くてネット店の方がかなりの割引率の値段設定だと言うこと。 店の客よりもネットのお客が大切にされる時代になったのだとしたら、自分は悲しい。


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