重合金ゴジラ(1984/タカラ)2014年01月19日 14:59

重合金ゴジラ(タカラ/1984)
ガチャガチャの消しゴムサイズのメタルフィギュアシリーズ「重合金ゴジラ」は1984年に発売されたタカラ製商品。これはカプセルトイではなく、レジ前に発砲スチロールのトレイに並んだパッケージなしの裸商品。銀色カラーと白っぽいメタルの2カラー×9怪獣のラインナップで全18種類。

正価を失念してしまっているのです、が当時のお小遣い状況から全種類買えなかった価格だったということはよく覚えています。そうなると感覚的にはガチャガチャなどの価格では済まない、180円程度だったのではないかという感覚なのですが、果たして……。記録を発掘したいところです。

Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/ GODZILA
ゴジラ。当時としてはいたって普通なセンスのゴジラ。モスゴジとも見えるし、メカゴジラの時代のものとも見えるし、それくらいのゆるいイメージの昭和末期ゴジラ。
Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/ GODZILA and Anguirus
時代的にゴジラの良き相棒と言えばアンギラス。明らかに二代目な風貌です。メタルフィギュアなので、親指をギュッと押し付けると健康になりそうな物体です。
Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/MOTHRA
昭和的な三番手は、モスラでしょうか。幼虫が二匹欲しくなってしまうのはファンの悲しい性。改めて自分のコレクションを確認したら成虫も二匹いました。極彩色だったらば存在感たっぷりのモスラも、こうして無彩色メタルフィギュアになると、なんとも言えない立体です。フォルム的にも堅そうなチョココロネになっている幼虫。
Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/ RODAN and BARAGON
ラドン、バラゴン。ラドンがなにげにリアルです。この商品の前年にはバンダイのリアルホビーシリーズが発売されて、怪獣のモデルはリアル方向とSD方向に二極化しはじめた黎明期。こんな小さなフィギュアにまでその波を感じる出来です。
一方のバラゴンも頑張っている立体ですが、サイズや抜きの方向を考えるとこの辺が限界なのでしょうか。時期も近いことがあってガチャ商品「東宝怪獣勢揃い!!怪獣大集合」とそっくりなセンス。
Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/ GIGAN
ガイガン、かっこいい! 背びれは2枚。このサイズにしては、かなり健闘してます。
Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/ MECHA- GODZILLA
メタル成形がもっとも似合う怪獣、メカゴジラ。
でも、このシリーズの細いフォルムは鬼門で……。このメカゴジラも、前出バラゴンも手をボッキリ折っちゃって、接着剤で止めています。
止めるパーツがあればまだ良い方で、折れて紛失しちゃってるキングギドラはダブリもなくて羽の先端がありません。
Mini Metal Figurine Godzilla Collection (by TAKARA JAPAN)/ KING-GHIDORAH
近年、やっとそろったと喜んだシリーズなのですが、この折れパーツのせいで、まだモヤモヤと探している品です。チョロ獣と同時期のタカラ製ゴジラ。とても思い入れのある時代のミニフィギュアです。