指人形/ポコニャン!(1993/YUTAKA)2014年02月02日 20:55

指人形/ポコニャン!(1993/YUTAKA)
♪悪いという意味を知っている〜
君に素直になることで生きている〜

数ある藤子アニメの中でも「ポコニャン!」「モジャ公」あたりは、いろんな意味で藤子アニメ百花繚乱の末期で迷走を感じる時期。なにもOPだけの話じゃない。主人公のデザインこそまんがからソレと分かる形でアニメになっているけれど、脇役はまったく違うデザイン。ポコニャンの場合は飼い主の太郎くんが没個性と思われたのか、アニメでは青い髪の毛の女の子、ミキちゃんになっているという大胆なアプローチ。

藤子アニメも数をたくさん経て個性を出そうとか、激しいTVアニメの競争の中で、少しでも強く押し出そうとした個性が古参の藤子ファンにはどうも素直に入りづらくて、戸惑ったのをよく覚えています。

トータルで残った印象はポコニャン・スロットの当たりハズレとか………。どうーしょもない…。
指人形/ポコニャン!(1993/YUTAKA)
この指人形はアニメ放映当時にユタカから発売されたものです。全6種類なのに半分はポコニャンのポーズ違い三種類という、これまた型破りなセットです。

なんだかポコニャラ音頭でも踊っていそうな……。
あ、もしかして“へんぽこりんパワー”のポーズ?
ポコニャン!ゆびにんぎょう (うしろすがた)
背面は色が足りない、いつものチープトイ感じです。
ポコニャンの個性が、しまの入った尻尾だというポイントが抜けてしまっているのが寂しいです。
指人形/ポコニャン!(1993/YUTAKA)パッケージ裏面
ユウちゃんの「ニャンポコ!」と言って追い回す感じはとてもよく覚えているのですが、アタリちゃんはかなり記憶薄くなってます。ミキちゃんの友達というポジションという以外、そんなに………。

「賽は投げられた」「親父と話す」とか、とても幼児向けアニメとは思えないOP楽曲(笑)と、いざ原作者が作詞したらこれまたブッとんだ「ポコニャラ音頭」という番組パッケージが記憶をいい具合に混乱させてくれています。

えっ? アニメのポコニャンって20周年、去年だったの!自分の中の最近の幅がどんどんオカシイことになっている……。


♪ポコニャンコケタラミナコケタ!