藤子不二雄A先生お誕生日会20062006年03月10日 04:48

自分の描いたバースデーカード
昨日は藤子不二雄FC企画の藤子不二雄A先生のお誕生会に参加してきました。
本来ならばサプライズ企画なのでこっそり進行して先生には驚いてもらうつもりで始めた企画も恒例になってしまい「今年はどんな手で来るのかなと思っていた。」とおっしゃっていただき待っていただけるようになってしまいました。こうなるとドラゴンボールのパワー数値のインフレのように常に前回を上回り続ける企画をしなければいけないので頭を絞ることに。

毎年、M野氏は功労者で今年の企画やその準備にかなりがんばっていた様子。ご苦労様でした。
今年の企画は”宝箱”をプレゼントと言う企画。会員さんとスタッフでめいめいプレゼントを用意。ある人は自作のフィギュアだったり小物だったり、また既製品のプレゼントはそれぞれ藤子A先生の嗜好を配慮したセレクト。
それらのプレゼントをM野氏手製の宝箱につめてお渡しするという企画。宝箱はまるで海賊船から出てきたようなデザインで演劇の小道具のようないでたちでした。
宝箱を抱えて町を歩くM野氏はとっても変な景色ですれ違う子供たちに「宝箱だ!」と指差されていました(笑)。
約10人があらかじめ連絡した時間にスタジオへお邪魔し、まずは「ハッピーバースディ」の合唱。クラッカーを鳴らしそして宝箱の入場。今年の趣向はお気に召していただけたようで驚き、喜んでくださいました。宝箱を開封し中のプレゼント一つ一つに「これは何?」と質問してかわるがわるプレゼントした本人が解説するという流れになりました。


自分が用意したプレゼントは”可杯”のセット。
可杯(べくはい)とは座興用の杯のことで、土佐を代表するお座敷遊びのひとつです。
遊び方は簡単で、コマを回して、止まったときに軸の向いている方向に座っている人が、コマに書かれている絵柄の可杯にお酒を注いで、グイッ~、プハーッ!っと飲み干します。
可杯は普通の盃と違い、飲み干してしまうまでは下に置くことができません。おかめ、ひょっとこ、天狗の盃と、コマがセットで一組。可杯は手にすっぽり入る陶器製のミニチュア面のようでもあります。特にヒドいのがひょっとこで口に穴が開いています。これは親指で押さえて飲まないとこぼれるという杯です。

先生の作品は仮面のモチーフが多く、お酒も好きだし、何となく”変コレクション”的な趣も感じたので選びました。(既製品の人は少なかったのでちょっと焦りました。)
「かっこいいね」と仰っていただき、それなりに気に入っていただけたと思ってますが……。さて。
一通りのプレゼントを開封し終わると、ビアホールに誘っていただき先生とアシスタントの方とお酒をご一緒することが出来ました。ありがたき幸せ、もったいない一日でした。
詳しいことはきっとFCの会誌でレポートされると思います。(まるで宣伝。)