タカラトミー展 ~日本のおもちゃ文化史2006年03月18日 07:21

タカラトミー展、入場半券
今月21日まで渋谷パルコミュージアムで開催中の「タカラトミー展」へ行ってきました。多くのマニアが限定品販売目当てで行くように自分もぼんやりとそんな気持ちで出かけました。その割には買ったものはわずかで平和と言うか物足りないというか(苦笑)。
むしろ「日本のおもちゃ文化史」と銘打たれた展示内容の充実に予想外の満足感がありました。

両社の商品で育っているので展示の内容は懐かしく色々な思い出が蘇りました。特に楽しかったのが会場で流されていた古いTVCMの数々です。「ミ~クゥロォーマァーン!!」の掛け声が延々ループで流れるモニターは目が離せませんでした。友達が持っていたとか、カタログを見て欲しかったけれど結局買えなかったなぁ、とかめったに開かない記憶の引き出しが開く快感に酔いました。
逆にチョロQのTVCMは殆ど当時の記憶が無く、純粋に商品の記憶ばかりでした。たまたま合わせていたTV番組のせいなのか、それとも年齢のせいなのか。

トミー商品の洗礼で一番強かったのは「プラレール」です。団地で過ごした幼児期に部屋いっぱいにレールを敷き壊れるまで遊んだD-51は懐かしくてたまらない車両です。この商品のカラーリングは印象的で黒一色の中に真っ赤な車輪と言うキャッチーで今見てもおしゃれな配色センス。そんなことを思い出しながら見たのですがここでの展示は割とあっさり。毎年サンシャインシティで行われている単独展示があるせいかここでは薄味でした。
同じく単独イベントがあるトミカも薄味の印象。それなりに点数があり、ギッチリと展示されていたのですがまとめて扱われていたせいか、思い出や知識のない人には”いっぱいある”だけに終わってしまった印象です。自分も半可通ですのでピンポイント的に個人的な思い出の所だけで楽しんだ印象でした。

思い出や知識が無くてもそれなりに魅せられたのが女玩の類です。「リカちゃん」「こえだちゃん」は家系図やお友達の紹介だけでもファミリー感いっぱいの世界観を伝えてくれて楽しめました。

「ゾイド」はもう世代的には自分よりも下の人たちの印象なのでサックリと通過。サックリ抜けちゃうと即売会場。
今後の展開として新商品が出口付近に飾られていました。分かっていたことですがチョロQにディズニーの商品が登場。しかし現行のトミカ同様ラッピング塗装で車体は特に作品を反映していない商品群だったので気持ちは萎え気味。まずはプチカと同車種3種でも出してくれれば嬉しいのですが。金型を作るコストのリスクがそんなに高いのでしょうか。その代わりのラッピング塗装ならトミカもチョロQも興味ないなぁ。

あっさりと買い物して、その後はロッテリアでキャラグッズセットで軽食。キャラグッズセットでは現在「チョロQ・ZOO」がキャンペーン中。ここでもチョロQを増やして帰ったのでした。

荷解きをして開封した限定品「エッグチョロQ」を開封してびっくり。中に入っていた「チョコQアニマテイルズ」のフィギュアはカラーひよこ。シークレットの登場にびっくり、そしてタマゴから登場するのにぴったりだという感覚で大満足でした。