PVC『グーフィーとマックス ホリデーは最高!!』(’90)/ NESQUICK/by Nestle-U.K.2007年01月10日 01:31

A Goofy Movie /MAX, GOOFY(with towel), PETE, GOOFY(Thinking), BIG FOOT / by Nestle (U.K.)
PVCフィギュアのコレクションは意外なキャラクターが立体化されている、そのラインナップの驚きも魅力の一つ。その意味、このイギリス・ネスレのオマケ『グーフィーとマックス ホリデーは最高!!』のフィギュアは、発見当初興奮し、その後も地道に探し続けている、自分にとって付き合いの長いシリーズです。

何より問題なのはどんなリリース形態だったのか分からずラインナップの全貌が未だに分からないこと。これではゴールの見えないマラソンです。もっとも全てを集めようとするのが問題と言う言い方も出来ますが……。

映画の存在感から言えばまだメインキャラクターのうちロクサーヌはあってしかるべき。そう思うとまだまだ捜索の手を緩めることが出来ません。95年の映画をモチーフにした商品なのでおそらく同時期のキャンペーンだと思います。いかんせんヨーロッパの物をでデータもない状態で集めているので10年近くでやっとここまで集まりましたと言う顔ぶれです。

現在、入手した中で一番嬉しいのはビックフットのフィギュア。マクドナルドの玩具以外にも立体化されていたなんて驚きの存在です。

元旦に購入した福袋のおかげでダブリまで出始める始末。これを機に情報収集の意味も込めて自分のコレクションを公開します。ラインナップやリリース状況などをご存知の方がいらっしゃったら、是非アドバイス下さい。
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※[2007/1/15追記]
映画公開時ヨーロッパでリリースされたネスレのシリアル、ネスクイックのオマケで全5種類のようです。
既に揃っていたなんて嬉しいですが拍子抜けです。
[2008/5/30画像差し替え]

映画『グーフィーとマックス ホリデーは最高!!』(1995)2007年01月11日 01:58

A Goofy Movie / Movie Pamphlet (Japan/1996)
映画『グーフィーとマックス ホリデーは最高!!』は1995年に本家のディズニースタジオではなく当時はまだTVアニメーション系列のスタジオでられた作品。ゆえにディズニー・クラッシック作品には数えない作品です。(これ以前に発表された『ダックテイルズ・ザ・ムービー<※日本ではビデオ公開>』も同じ。)
まずはTVシリーズのアニメーションがあり、そのスペシャルバージョンの映画版といったスタイルで製作されました。そのイメージもあって公開前は期待値が低かったのですが、公開されてみたら意外や意外。傑作アニメに仕上がってました。

おそらく根本には劇場短編のグーフィーの子育てに悩むパパを描いた作品「グーフィーのお父さん(1951)/Fathers are People」があり、その変奏曲として始まったと思われます。チビッコだったグーフィー・ジュニアを悩み多きティーンエイジャーに変更し、マックスと言う新しいパーソナリティーを与えたのが最大の特徴であり功績です。グーフィーの父親としての悩みを描くTVアニメ『パパはグーフィー/ GOOFY TROOP (1992-1993)』は手ごたえを得て、劇場版の製作となりました。映画版では設定を変更し整理し、より分かりやすい単独の作品として仕上がりました。

言動すべてがギャグマンガのようにドタバタの父グーフィーが疎ましく思える年頃の息子マックス。彼はロックスター”パワー・ライン”に憧れ、クラスメイトのロクサーヌに淡い恋心を抱き学園生活をエンジョイしています。
自分から離れていく息子に「お父さんのこと嫌いになっちゃったのかなぁ。」と心配する父・グーフィーは親子の交流を深めるために夏休みに二人旅を計画します。しかし、マックスは先約のあったロクサーヌにうまく真実を伝えることができず、ロックスター”パワー・ライン”と会いに行くと嘘をついてしまいます。こうなったら、こっそり旅の行き先を変更してパワー・ラインのコンサートへとナビゲートしようと思いつきます。果たして旅の行き先は……。

それぞれの心情描写が見事でいつものギャグ・アニメーションのキャラクターと同じパーソナリティーを保ちながらドラマを納得させ共感させるエモーショナルな作品になっています。
監督ケビン・リマは手腕を認められて後にディズニークラッシック『ターザン』の監督に抜擢されました。

日本では「眠れる森の美女」と同時上映されましたが、パンフレットのページ数は「眠れる~」の半分。新作なのに扱いの小さい不遇のアニメでした。 未だにメジャーになりきれない長編アニメーションですが、お勧めの一本です。

▼Amazonでソフトをチェック:グーフィー・ムービー:ホリデーは最高!!

Kellogg's バラエティ・パック オーストラリア版 ~爆笑!これがココくん?2007年01月12日 03:55

Kellogg's Fun pack & Variety pack (Australlia)
先週の日曜日、両親が海外旅行から帰ってきました。
餞別も渡さない自分はお土産を貰う立場にも無いのですが、ナイスなものを土産にもらいました。現地のスーパーマーケットでケロッグのアソート・セットを2つ購入したそうです。大きなパッケージは巨大すぎて断念したらしいのですが数で攻めて来るあたり、息子の感性をよく分かってます。

子供向けの「ファン・パック」に一般向けの「ヴァラエティー・パック」、あわせて14箱、10種のメニューを目で愉しみ、舌でも楽しんでいます。
その中で爆笑するほどツボだったのがオーストラリア版のココ。ココはアメリカ版でも日本でも活躍しているキャラクターです。日本では数年前までチョコワはメルビンチョコクリスピーはココそっくりのチョコくんでしたが現在はどちらのメニューもココくんが冠キャラクターになっています。
ココくんの顔を画像で再確認しましょう。↓

こんなキャラクターです。

で、以下がオーストラリア版。




えぇぇぇぇぇぇぇ~!? Σ(@。@;)このセンスに同意できません。
しかも、各アソート、このパッケージだけが2箱づつセッティングされているので一番プッシュされてます。これ、プッシュしていいのか!?
怖いよぉ!

夢の怪獣対決~食玩『ウルトラ怪獣パノラマファイト』2007年01月13日 17:11

夢の対決ウルトラパノラマファイト/ボックスアート
昨年末にリリースされた食玩『ウルトラ怪獣パノラマファイト』。これまで怪獣玩具の方向性はよりマニアックに、作品に写実的に寄ることでクオリティをあげてきた印象があったのに今回は特定の映像作品をモチーフとしないイメージモデルです。
近年だとガシャポン玩具の『イマジネイション・シリーズ』やグリコの『タイムスリップグリコ』などイメージ主体のモデリングはあったのですがシチュエーション自体は映像作品からのものでモデリングだけを生物的に仕上げる試みで製作されていました。ある程度の支持を受けていましたが、今回は逆発送的なコンセプトです。

キャラクターはもちろん映像作品からのものですが情景には書き下ろしのイラストと簡単なストーリーがあって、その場面を立体化するというもの。商品だけのオリジナルの怪獣格闘を楽しめると言う意味では怪獣ソノシートを思わせる懐かしいコンセプトの商品です。開発者もその世代を念頭に置いているようで付属品にオリジナルイラストの丸面子をつけるというレトロっぷり。 唯一現代的と思えるのはその造形と彩色クオリティ。

1箱500円は決して安くないし、シーン自体には馴染みも思いいれもない新規のものですが出来には舌を巻きました。そして夢の対決のコンセプトもマニアックなにおいを漂わせています。
同じゴジラの着ぐるみを改造した同系統の怪獣同士の対決”相似形正統怪獣決戦”ゴメスvsジラース、”怪力古代怪獣決戦!!”レッドキングvsゴモラ、
”激闘!東京大決戦!”ウルトラマンVSペギラ、”宇宙ロボット決戦!!”ガラモンvsキングジョー、”壮絶昆虫型怪獣決戦!!”バルタン星人vsアントラー。 今回の商品も1ボックス(10箱)で5種が2セット均等にアソートされている親切設計でホビーショップでは定価でセット販売しているところが多いです。コンビニでギャンブルするより揃えるならばそちらがお得です。

ネットでは発売前の商品情報としてシークレットがあり、「ネロンガvsエレキング」の電気怪獣の戦いがあったのに販売版では消えてしまっています。
透明怪獣らしい正に透明ラインナップ。なんでポシャったのか気になります。

PVC「ベットかざりとほうき」(1981)by BULLY &切手2007年01月14日 14:36

PVC figure/Emil Elefant, Klaus Strauss / Bedknobs and Broomsticks / by Bully ('81)
どれだけの人が知っているといってくれるか微妙ですが、ディズニー映画「ベットかざりとほうき」と言う作品があります。米1971年公開の作品で実写とアニメの合成がある映画です。「メリーポピンズ」のようにアニメの世界に入ってしまうシーンがあります。ディズニープロダクション50周年記念作品としてそれなりに鳴り物入りの公開だったのですが最近ではすっかり忘れられた作品になりました。

そんなマイナーとも言える作品のグッズを知って物欲がムクムクともたげてくるのがマニアの悪い癖です。映画で登場する動物達のサッカーシークエンスに登場するキャラクターがドイツのBULLY社からPVCフィギュア、キンダーサプライズでもリリースされていることを知り、長らく探していました。
幸い頼んだらBULLYのPVCを探して貰うことが出来たので到着を楽しみにしていました。今回は先着した4キャラクターだけですがサッカーチームの黄色組と青組はこの4種で全て。心の中では試合開始の幻影が浮かびます。残るは王様ライオンのみ。

[2007/05/01キングライオン画像追加]

映画のシークエンスとしては見せ場であるサッカーですが、ストーリーの中ではそんなに比重の強いものではなく、実写の主人公たちを差し置いて立体化されているなんてなんだか不思議です。しかも映画は1971年の作品なのにフィギュアのリリースは1981年。なんとも不思議なタイムラグです。

これには訳があるようです。それはこの切手が物語ってます。


ANGUILLAで1982年に発行された切手ですが、「ベットかざりとほうき」のキャラクターたちがフィーチャーされています。表示に注目すると82年スペイン・ワールドカップの切手だと気づかされます。どうやらこの時期、イメージキャラとして彼らが露出していたようです。

それで納得するのが映画の時には名前がハッキリしていなかったし、エンサイクロペディアを開いても名前がない彼らにそれぞれエミール・エレファント(象)、クラウス・シュトラウス(ダチョウ)、コンラッド・クロコダイル(ワニ)、グレゴール・ゴリラ(ゴリラ)と名前がつけられていたのにも納得です。
もう、重箱の隅も良い所ですが知られざるディズニーキャラクターの名前なんて、いかもマニアには大切な情報です。
ちなみに映画の中のサッカーシークエンスは天才ウォード・キンボールの仕事。ドタバタを楽しめます。

フルーツループ復活、そしてリタイア?2007年01月15日 01:32

kellogg's FROOT LOOPS /Japanese Package (2003)
ケロッグのキャラクターは万国共通のものではなく、お国柄にあわせて変化していたり、まったく別のキャラクターが用意されたりしています。近年のフィギュアブームで商品化されたり、海外からの輸入グッズでは見かけるのに日本のメニューで見かけないキャラクターが居るのもファンにとっては基本で、たまに期間限定でそれらのキャラクターが出現するとメニューそよりもそっちで喜んでしまうことがあります。

日本では、1965年~1976年まで「フルーツポン」というメニューのキャラクターとして、登場していたサム(トゥーカン・サム)は、日本では長らくリタイアして海外のパッケージでしかお目にかからないキャラクターでした。

輸入雑貨や日本で企画されたフィギュアで見かけることはあっても肝心のシリアルには馴染みない状態に慣れていたのに2002年に「フルーツループ」のキャラクターとして完全復帰。日本への再上陸はファンとして心躍るものでした。

「フルーツループ」は輪っかになったシリアルが色とりどりに混ざった商品。日本版の特徴は色が淡く、自然な色合いなこと。イチゴ、メロン、オレンジの味と香りがする3種類がシャッフルされています。

先日お土産で貰ったオーストラリアの「フルーツループ」は色もどぎつい感じでいかにも海外の食べ物と言った印象です。特にムラサキとブルーの寒色系が日本人には違和感を感じます。日本版に寒色を混ぜなかったのは正解だったように思えます。
日本人のナチュラル志向を捨てて駄菓子大好き、ジャンクフーダーな感性から言えばカラフルで目がとても楽しい色合いなのですが……。

一昨年までは店頭で見かけていた日本版の「フルーツループ」ですが、そういえば最近見かけません。またサム共々、休眠中なのかもしれません。 売り場で再び会えるのはいつになるのやら。

プルバックトイ「グレムリン2」ストラップ(2000)byジュン・プランニング2007年01月16日 16:01

プルバックトイ「グレムリン2」ストラップ by ジュン・プランニング
「あっ!あのシーンの車だ!」と喜び、手に取ったもののそれは間違い。
キャラクターが豊富なモチーフとしてライセンスを選んだのか「グレムリン2」の商品をリリースし続けるジュン・プランニング社さんの製品で2000年リリースの携帯ストラップです。

パート1のピンクの車とは車種も違うし、作品も「2」だと表示してある以上、似て非なるものです。

でも、すえっ子チョロQサイズのプルバックトイでギズモ乗ってる車とい言うだけでも充分、食指が動き購入しました。長年の夢だった劇中再現の商品は昨年入手し、とりあえずの満足ですが、欲を言えばプルバックで走るものもあればよいのに。本家チョロQでも別の会社でも良いから劇中再現のプルバックトイ出してくれないかナァ。