スーパーロッキン3/ミッキー「アルバイトは危機一髪」捕獲2006年08月13日 03:23

スーパーロッキン3/ミッキー「アルバイトは危機一髪」
UFOキャッチャーの景品でヒットシリーズだった「スーパーロッキン」シリーズ。ブロック・フィギュアとボビン・ヘッド(首振り人形)の良いトコ取りをしたコンセプトはあざとさ全開なのですが、ついついラインナップの豊富なコレクション性の高さとアソート率表示と言う価値観操作に引き込まれて注目してしまうものがあります。

自分は全てを集めるところまでではないにせよ、好きなキャラクターが投入されれば手を出してしまっていたので数体が部屋に転がっています。
そして今回も……。
「ミッキー/アルバイトは危機一髪」は7%のアソート率。それなりにがんばって獲りました。
しかしキャラクター商品の基本はまずイメージを忠実に再現するものが市場に溢れて、それに飽きられるとディフォルメ商品が出てくるというパターンが基本だと思うのですが……。自分はまだまだアニメーションに忠実なフォルムに飽きていません。それどころかディフォルメは所詮ディフォルメ。そしてスーパーロッキンのディフォルメセンスが飛びぬけているとも感じていません。
……う~ん、がんばらなくても良かったかな。

最近、香港系の海賊フィギュアっぽいランナウェイ・ブレイン・もどきミッキーを見かけるのですがキャラクター消費文化のこの世の中ではロクに作品も見られていない内にランナウェイ・ブレインも消費されて飽きられ始めているようにも思えてきました。
今月の『フィギュア王』では誌上限定版の新作VCD(ヴァイナル・コレクティブル・ドールズ)のランナウェイブレインが紹介、販売されているのですがこちらもアーチストデザインのディフォルメ系。おしゃれ系のアプローチですか……。

う~ん、それなら路線的にもう終わっても自分は後悔しないなぁ。
”変わったミッキー”と言うだけで消費され磨耗する姿は痛々しくて見ていられません。


■ランナウェイ・ブレイン関連エントリー
スーパーロッキン3/ミッキー「アルバイトは危機一髪」捕獲 ― 2006年08月13日
プチトイズの『ランナウェイ・ブレイン』!? ― 2006年07月29日
VCD『RUNAWAY BRAIN /MICKEY』 ― 2006年04月09日
開けまして……めでたくない!― 2006年2006年01月09日
ローソン限定ミッキーマウスムービージオラマフィギュア~やっぱり”ランナウェイブレイン”でしょ [2005年08月29日(月)]
VCDランナウェイブレイン・ミッキー [2005年04月12日(火)]
短編『ミッキーのアルバイトは危機一髪』Runaway Brain [2004年12月22日(水)]
ランナウェイブレインの怪物・ジュリアスのソフビ[2004年12月20日(月)]

20数年ぶりに再読『はだしのゲン』2006年08月14日 17:18

『はだしのゲン』中沢啓治・作/ジャンプ・リミックス(アンコール重版)
親や尊敬するこりエイターが戦中派であることが少なくない世代にとって、これから自分たちがどう次世代へ受け取ったバトンを回して行くべきか、悩ましいものがあります。特に戦争にまつわるものは体験している人とは隔絶の感があり、”戦争を知らない子供たち”である自分たちがどう立ち向かえば良いのか。そんなことを考えているの所に先週、今週の二週にわたってコンビニに配本されたジャンプリミックス版の『はだしのゲン』と出会いました。
終戦記念日に合わせてのタイミングなのでしょう。懐かしさと同時に改めて読み返したくなり手をとりました。

小学生の頃、クラスで回して読んだ記憶があるのですが、そもそもジャンプで連載されていた漫画であると言うことすら意識していませんでした。学校図書の印象が強くて勝手に書き下ろしの単行本だと思っていました。そう思わせたのもハードカバーの本の体裁が理由だったような気がします。
容赦のない描写に刻まれた強烈なシーンは同時に何か近くて遠いアナザーワールドとしてすんなりと受け入れてしまったような気が今でこそします。現実にあったことだと頭では理解していても、それがはるか昔の話で手の届かない世界であることに何か安心し、残酷なシーンでさえも真正面から受け止めることが出来たのは子供だったからなのではないかと改めて思ってしまいました。

20数年ぶりに読み返して一番感じ方が変わったのはその感覚が一切消えていたことです。子供の頃は大人たちに自分と同じような子供の時代があることは想像できなかったし、実感がなかったのですが歳をとり、自分がそう思われる側になってみると61年前が決して大昔ではないことを思い知り実感されるのです。
たった61年前に起こったこと、そう思うと子供の頃に読んで知った話のはずの漫画がまるで違う重み、実感を伴って迫ってきます。戦争と言う狂気の世界で起こった地獄絵図。原爆の体験漫画だと記憶をゆがめていた自分は、丁寧に描写された戦争中の市民を描く序盤から驚かされました。
決して平和とはいえない時代に暮らす人々、そして家族と言うかけがえのないもの。丁寧な描写が刻一刻と迫るその瞬間に向かう緊迫感。
きれいごとではない”生きていくこと”を力強く描く展開。やりきれない世界であると同時に登場人物の魅力に引き込まれました。

今の子供達は『はだしのゲン』を読むのでしょうか。
その時は分からなくても育ってから理解することはたくさんあると思います。ぜひとも、読み継がれていくことを願う作品です。

ウォレスとグルミットのすべて!展、今日から!2006年08月15日 02:56

ウォレスとグルミットのすべて!展/チケット
1997年銀座のソニービルで開催された最初の展示『ウォレスとグルミットがやってきた』にも足を運び、あれから10年。99年の10周年記念展示『ウォレス&グルミット マジカルギャラリー』、2000年『アードマン エキシビジョン』とコンスタントに開催されていた印象の展示も6年ぶり。撮影に使われた本物のモデルが拝める久々のチャンスです。
そしてなんと言っても今年公開された最新作『野菜畑で大ピンチ!』モデルの初上陸。大型の情景が大迫力の展示になっています。

2005年にアードマンスタジオは火事があり、かなりの資料が燃えてしまったらしいです。展示の為にスタジオの外にあって火災を免れたモデルがやってきたとのこと。感慨があります。

残念ながら今回の展示の目録はないのですが、前回の「アードマン エキシビジョン」のガイドブックが販売されていました。持っていない方は要チェック。

久々に見たグリコ「プッチンプリン」のCF、懐かしかった~。

日本橋三越にて開催、15~20日まで。

『兵隊ぐらしとピカドン』江戸家猫八・著2006年08月15日 14:17

のびのび人生論19/我輩は猫ではない2 兵隊ぐらしとピカドン/江戸家猫八・著/ポプラ社
終戦記念日だけでなく、常に考えるべきなのでしょうが、やっぱりきっかけがあると想いをめぐらせます。

88年ごろから自分は江戸家猫八さんの高座を目当てに寄席にいってました。その頃、著書も読むようになって出会ったのがポプラ者の「のびのび人生論」に書き下された3冊の自伝でした。 のびのび人生論シリーズは赤塚不二夫、石ノ森章太郎、水木しげる、淀川長治、岡本喜八、川上哲治、などなどバラエティーに富んだ著名人が子供に向けて自分の半生を語る好シリーズで、次世代に伝えるべきことを分かりやすく真面目に書いた作品が並ぶシリーズです。

その中で猫八さんは『我輩は猫ではない』『兵隊ぐらしとピカドン』『二足のわらじをはいた猫』の3冊を発表しています。装画、挿絵の馬場のぼる先生の絵が『11匹のねこ』のままのキャラクターで、そこも嬉しかった本です。
話芸と同じく、笑いと人情話を交えながら語られる展開は笑いながら感情移入させられてホロリとさせられる読後感の気持ちよいもの。
その中でも『兵隊ぐらしとピカドン』は映画の新兵モノのようなとぼけた感覚の兵隊暮らしと突然降って来た原爆体験、そして終戦までをつづるものです。原爆体験の描写は実体験ならではの胸に迫るものがあります。

あとがきとして1冊目の反響が同世代の年配者からが多く、子供達に読まれているのか伝わっているかを心配する著者の言葉があります。1983年初版の本なので世代的に自分はターゲットだったはず。
今更ではありますが、胸に残る一冊として表明しておきたい一冊です。

チョロQ カーズ ブック購入2006年08月16日 02:10

チョロQ カーズ ブック/講談社
チョロQが好きで、カーズが好きなら、そりゃ買いますよね。
発売日当日まで知らなかったので、店頭で驚き、そのままレジへGO!
1200円の価格設定は妥当なのか、どうなのか迷うところです。以前のチョコパーティーのクリスタルバージョンが付いていた本もそうですがオマケの依存度が高くて本としてはボリューム感が足りないのがこの手の悩みどころ。特に前例もあることですし。
版形は手のひらぐらいのミニブックのような体裁。ページ数もわずかなのですが、まだディズニー・チョロQは数がでていないのでこれでも網羅できてしまうのがまだ驚き。……拍子抜けって話もありますが。
それでも、この本から新たなチョロQファンが生まれる可能性もあるわけで遊び方や切り取ってカードとチョロQを使って遊ぶゲームなどが付録的要素も満載なのは嬉しいところです。
今回の場合はチョロQありき、オマケが本と思ったほうが良いかも。

さらば数百時間2006年08月17日 10:22

Shock
HDD録画機が状態異常のサインが出て、録画できなくなった。
直そうと四苦八苦したら今までの録画が全て消えた。
ディスクはやっと昨年の番組を吐き出し終わり、残り240タイトルを順次、焼きだしている最中でした。さよなら、HDD.さよなら僕の数百時間。そしてエアチェックを頼んでいた友人、僕をヤっちゃってください。ムキー

新作指人形/ニセメビウス2006年08月18日 04:33

新作指人形/ニセメビウス
何の気なしに覗いたら新作指人形が。ウルフェスには、乗り遅れ気味のこの時期に出すなんて、と思ったらTVシリーズではなくて映画のキャラクター「ニセメビウス」でした。
早い!

そして、どうせ出すなら怪獣が欲しいよう。