ロボット自画像解説(言い訳とも言う) ― 2009年10月28日 16:14
あの本で、ロボット自画像を描いたのはいくつか理由があったので、そろそろ1年たつしタネを明かしておいてもいいかなという言い訳的なエントリーです。
ひとつに、ロボットの漫画だから、作者は漫画描きロボット。単純な理由です。体はインク瓶、黒い腕は腕貫 、尻尾は羽箒です。
足回りがアヒルになっているのは、2つの理由です。
ウォーリーとの類似点が指摘されるSF映画『サイレント・ランニング』に登場するロボット・ヒューイ、デューイ、ルーイの存在。彼らのネーミングがドナルド・ダックの甥っ子とを由来としたネーミングであること。ここにディズニーからウォーリーへのループが形成されていることが面白かったのと、自分自身が過去にディズニー・コミックとして『ドナルド・ダック』を描いていたのが偶然にも個人の中でループになっていると気づき、面白い運命を感じたからです。
そして、残る理由は楽屋落ち。
その漫画版『ドナルド・ダック』を描いているときに、自分にレクチャーしてくれたコミックのスタッフたちが言っていた言葉です。「この仕事を続けていると、体型がドナルドダックになるよ。」
座りっぱなしで絵ばっかり描いているから、下半身デブになって、まるで描いているドナルドダックのようになってくる。そういうジョークです。あれから10数年、確かにデブって来てます。別にドナルドを描き続けなくても、体型だけは似てきますね……。
久しぶりに会う友人たちに必ず太ったと指摘されるので、その自嘲も含んだ意味で、あのジョークを再生させた。そんな理由で足がアヒルなのです。
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