因縁のコレクション「トムとジェリー」の貯金箱(1971)by HOLIDAY FAIR INC. ― 2005年02月05日 04:30
そのジャッジをしてもらうべく今夜は思い出話を少々。
90年代に入ってから一気に玩具コレクターへと変貌していった自分は、アメリカの定期刊行情報誌”TOY Shop”を年間購読していた。電話帳の様な小さい文字を皿の様にして自分を呼んでる何かがないかを探して毎回見ていた。
小さなPVC(塩ビ)人形をメインに集めていた僕にしては、珍しく大きな商品に目が留った。その一つがこのバンクフィギュア。
画像はなく、文字でおおよその形と値段しか書いてない状態なのに何かピンとした。
当時インターネットなんて便利な物はなくて、たどたどしく英語で注文を書き、この商品を買った。
届いたのはかなり古ぼけたトムとジェリー。
陶器とも言い難い、紙粘土とも陶器ともつかない素材で出来ている。最初に見たときの印象は「想像よりイマイチかも」くらいの感想だった。 あのピンとした感じは何だったんだろうと思いながらひっくり返して足の裏を見たら何となく自分の中で納得がいってしまった。
コピーライトの下に製造年と思われる表示と”JAPAN”の文字。最初少しガッカリもした。わざわざアメリカから買った物が日本製だったのだから”馬鹿なことをしたなぁ”と思ったのだ。でも、考えてみるとアメリカに渡った物がまた日本に帰ってきて、なおかつ所有者がこのトムとジェリーと同じ歳と言うのが因縁のようにおかしく感じた。
後でよくよく見るとメーカーの"HOLIDAY FAIR INC"は日本の業者では無さそうだった。どうやらアメリカのメーカーからの発注で日本国内生産された物らしい。(仮に日本で同一商品があったとしても帰国子女のようだ。)
時間がたってみて、「トムとジェリー」は佃煮にするほど買っているけど、このトムとジェリーはその中でも特別な印象がある。
冷静に考えれば「向こう見ずな衝動買い」をして「逆輸入と知らずにして、製造年がたまたま自分の誕生年と同じだった」ただそれだけと言う気もするけれど…。
そんな粗末な事でも自分の所に来た事が、素敵な偶然の様に思える。これって一種病気…才能?
さて、僕はアッチに行っちゃってますか?
悲しいとき!「Mr.インクレディブル」劇場にて ― 2005年02月17日 06:39
で、写真。「悲しいときー!!」(大粒の涙がキラリ!)
あの苦労は何?!3食買ったから、1セット分以上浮いたのね~。
くやしいから、もう1食たべました。(…食うなよ。)
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