今日のトランクルーム ~直行便 ― 2008年07月01日 06:02
それどころか、買ったその後に一度も家へ持ち帰らず直行で来ている『ムーラン』の「ダンシング・ムーシュ」。
何のために買っているのだろう……。
そして探しに来たDr.スースのPVCフィギュアはトランクルームに久しくあった記憶が強かったので引き上げようと来たのに、無い。既に家に引き上げていたのでした。
ウルトラ無駄足。
もう、自分の持ち物がキャパ越えて管理できなくなってますね。
ちょっと前までは記憶に自信あったんだけどなぁ。
応援します!映画『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』 ― 2008年07月01日 08:02
映画の原作『ぞうのホートンのひとだすけ』は2冊あるホートンシリーズの一冊。風に舞うホコリの中にある異世界の声を聞いたホートンは、その世界を救う決心をします。ホコリの世界の市長と交流をしたホートンは“その世界”を安全な場所に定着させるために冒険の旅へ出発します。
■オフィシャルサイト(米):http://www.hortonmovie.com/splash.html
(※公開後のサイトはデザインが多少変更されています。日本語HPへも上記から飛べます。)
原作は現代アメリカのマザーグースと称えられる絵本作家Dr.スース。
『ピーナッツ(スヌーピー)』のキャラクターたちも読んでいると言っているほどアメリカ人の子供なら誰もが読み、ボブ・クランペットやチャック・ジョーンズといった名だたるアニメーターによって作品がアニメ化、「セサミ・ストリート」のジム・ヘンソンプロダクションによってマペット番組としてTV番組化もされ、近年は実写映画化続き。フロリダのユニバーサルスタジオ・エスケープには“スース・ランディング”という絵本の世界を体験できるテーマパークまであるのになぜか日本での知名度はイマイチなままです。
何しろ前出『ピーナッツ』の漫画の中での台詞で出てくるスースの名前は日本では通じないと谷川俊太郎さんは判断したようで、日本語では有名TVドラマ『ドクター・キルディア』に置き換えられている始末……。 そういえば『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の元が『グリンチ』であることも日本ではマイナーな話でしたっけ。
それも一点では納得できます。英語の駄洒落満載の韻を踏む面白さは他言語に置き換えるのに難しい作品群だし、独特のタッチの絵は西洋的なグロテスクさも内包しているので好みが分かれそうです。 でも、それらを差っぴいても想像力をかき立てられる世界観はもっと評価されてもいいと思う作家です。
そのDr.スースの代表作が次々実写映画化されてきて、すっかり“映画化”に慣れ始めたのですが、今回は初のフルCGアニメーション化。
ぶっちゃけ、実写映画化された『グリンチ(2000)』『ハッとしてキャット(2003)』が成功作だったかはビミョーなところで特に原作絵本に馴染みのない日本においては怪作以外の何物でもなかったでしょう。
■amazon.co.jpでDVDを見る
『グリンチ』
『ハットしてキャット』
その意味、スースの絵本が映画化されると聞いてもあまり興奮できなくなり始めていたのですが、今回はちょっとケースが違う!
製作は『アイスエイジ』のブルー・スカイ・スタジオ。
■ブルースカイ・スタジオHP:www.blueskystudios.com/
西洋文化ではゾウの苦手はネズミですが、『アイスエイジ』といい、今回の『ホートン』といい、ゾウに見込まれたかのようなアニメーションスタジオです。
『アイスエイジ』の一作目ではマンモスの表面に板状にした立体に一括した毛のテクスチャーを貼って表現。光の屈折に強い分、毛の表現は後手に回った印象でしたが、それが怪我の功名。野生動物のゴワゴワした毛に見える結果となりました。『アイスエイジ2』では克服された毛の表現。今回こそファンシーな毛の質感が生かされたビジュアルといった印象です。
その質感はマペット版も髣髴するもので、原作から経過した歴史を継ぐものにも見えます。(自分の記憶が正しければ、原作にいないキャラクターで、今回の映画に登場するモートンはマペット版で既に登場していたような気が……。)
ブルースカイと言えばスクラットを見て分かるように“ルーニー・テューンズ”ノリが好きなクリエイターが集うスタジオ。過去、ルーニーの才人たち(B・クランペットやC・ジョーンズ)が触れた作家の作品をやるという符号を見るだけでも、どれだけマッチングした企画か! これで胸が膨らまないファンはいないでしょう。
今回の映画の邦題、『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』、すばらしいです。
「ダレダーレ」はホコリの中に存在する町の名前なのですが、英語言語では“フー・ヴィル(WhoVill)”。『グリンチ』の舞台としても登場する名前ですが、実写映画版のときは邦訳もカタカナ表記で“フーヴィル”でした.。現在発売中の『グリンチ』の邦訳では“ダレモ村”。今回の“ダレダーレ”は面白い響きだし、センス的にもスースっぽい語感。昔の邦訳を読んでいないので、今回初めての訳なのか、はたまた誰の訳かわかりませんが、この翻訳は楽しく嬉しいです。
今年の夏休み映画は強敵ぞろい。正直言って『ホートン』が苦戦するのは想像に難しくありません。でも、自分は、この映画を応援したいです!
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