90年代中盤から今世紀初頭までの数年間、正にキャラクター商品のバブル景気と共にやってきてキャラクター好きの多くの人に記憶を刻んだキャラクター商品の専門店”ワーナー・ブラザース・スタジオストア”。
パチンとはじけたバブルのようにあっけないほど潔く全世界閉店をした同店。

よくぞこれだけ買ったね、と言う商品に囲まれ、薄れ行く記憶を楽しむだけになりつつあります。自分にとってはブランドショップとして機能していた面もあり、いまだに着替えの多くがワーナーストア商品で、日々着ています。大人が着ても恥ずかしくない優れたデザインと色を備えた衣料は名品揃いだと思うのですが、その辺の評価を改めてする人に出会ったことがありません。

当時からフィギュアをメインにしたコレクターだったので、膨大なオリジナル商品の新作が途絶えてぽっかり空白が明いたような感覚がいまだにあります。

閉店から数年たつと改めて、自分史と重ね合わせて考えたい機会があるのですがその度に資料が何も残っていないことに愕然としています。きっちりした資料募集中！




調べてみて分かったのは以下ぐらいのデーター。

1997年7/18横浜クィーンズスクエア[アット！]にＷＢＳＳ（108坪）がオープン。
1998年8/24札幌店閉店

2000年1月末ニューヨーク５番街店閉店。
2001年8月ハワイ店閉店。
2001年9月末日、日本最後の銀座店閉店。
2001年10月アメリカ内ＷＢＳＳ全店クローズ。

▼国内店舗リスト
■北海道　札幌店
■関東　新宿店　多摩そごう店　銀座店　ららぽーと店　横浜店　港北店
■九州　キャナルシティ店

開店時のデーターなんてのが国内ではまるで見つからない。とりあえず自分の記憶で埋められるところまではたぐってみたい。

90年代中盤95年ごろ、新宿アルタの隣に日本初の「ワーナー・ブラザース・スタジオ・ストア」（以下、ＷＢＳＳ）がオープン。開店日は夏だった記憶。快晴。開店イベントがあったのか、友人たちと列に並んで開店を待ち、列に並んでいるところをカメラマンが撮影に来ていた。
吹き抜けの階段には3ｍ以上あるような大きなバットマンがディスプレイ。1Ｆバットマンの足元にはセル画や高価なオブジェが並ぶコーナー。１Ｆの店舗入り口付近は腕時計他、季節物が並ぶ配置。
フロアは４Ｆまであったような…。上に行くにしたがって記憶が薄くなっていく…。
開店が嬉しくて日参したが、惜しくも日本で一番最初に閉店した店舗もここ。多くの陳列だなや飾りが別店舗に移動した…はず。

96年なのかな…前後関係に自信がないですがＷＢＳＳ銀座店オープン。（※追跡調査で97年の11/1と分かりました。）
バックスバニーの誕生日に”にんじん”もしくは”にんじん型の何か”を店舗に持ってくるとプレゼントとして受け取ってくれ、お返しににんじん型にパッケージされたＴシャツをくれた。このキャンペーンは2年目があったような…。
Ｔシャツのサイズの合わないお客さんが交換を求めるひとこまがあり、大変だなと耳をそばだてていたら客も店員もバックスを「ウサギ」呼ばわり。それでも欲しがる客もなんだが、自分の会社のメインキャラの名前を言えない店員にもがっかり。

大きなビルでフロアは大きく４Ｆまで。内装はすばらしく、１Ｆ～２Ｆへの階段がフィルム缶の形を模していて、踊り場にはスター（星型）プレートにキャラクターの名前がはめ込まれている。みな、英語で表記されているのに「ケンケン」（「チキチキマシン猛レース」）のみ、ローマ字で”ＫＥＮＫＥＮ”と表記されていた。大きなスクリーンで常に映像が流れていて、階段部分、売り場、ビルの外側と映像がたくさんかかるお店だった。

97年7月18日横浜クィーンズスクエア[アット！]にＷＢＳＳオープン。ディズニーストア、スヌーピータウンショップと隣り合う３軒並びのすごいロケーション。
この年に『ＴＶチャンピオン/かわいい!!キャラクターグッズ王選手権』（同年１１/１８オンエア）のロケにここが使われて、深夜3時ごろまでのめちゃくちゃなスケジュールで収録。クイズで店内を走りまわったのも印象深いけれど、全力疾走で転んだ場所としても印象的。

ワーナーストアの店舗は上下に分かれたフロアで、店内にエスカレーターが設置されていた。
このお店が閉店した後に、明らかにここにあったヨセミテ・サムが運転するトラック型陳列棚が銀座店に移動してきた。（自分の目に狂いがなければ…の話。）


…いろいろ覚えていることはあるけれど、改めて語ろうとすると取り留めなくて膨大。
続きはまた機会を見て。

詳しい情報や懐かしい画像お持ちの方いらっしゃったらどんどんＴＢ他、情報お寄せください。
我が家も掘りこせばいろいろ出てくるはずなのですが…。