宮崎空港着 ~お出迎えのキャラは… ― 2014年02月08日 09:29
生頼範義展(みやざきアートセンター)へ! ― 2014年02月08日 10:22
僕らの世代にとっては「スター・ウォーズ」や「ゴジラ」の映画ポスターの印象が特に強烈なイラストレーターです。生であの絵が見られる! そのお誘いは魅力的で、飛んできた訳です。
入館する前からテンション上げまくりのエレベーターの装飾。これに載って入場口へ直行です。
エレベーターで上がると今回の個展入り口があるのですが、入場無料の展示スペースが一室設けられています。ここは原画ではなく印刷物を中心とした仕事の数々を一望できるように試みられた展示で、その規模だけでも充分に圧倒されます。
無料展示スペースの中央には、まるでピラミッドのように本のタワーが高くそびえています。中には懐かしい本も……。これだけの量でありながら、まだまだ一部であるというのが恐ろしい仕事量です。
懐かしい作品群……この作品も生頼作品だったのかと驚くものも多数。まだまだ知らないことだらけです。よくみると完成作品だけでなく、下絵のスケッチのコピーや下絵を写真で撮ったものも…完全に未発表なその制作過程を垣間見ることが、この無料スペースでもあるというお得感。 国内版と海外版でけっこう色が違うとか、印刷物ならではの発見も…そしてさらに本展示で原画の色を見る期待感が高まります。以下本展示はもちろん撮影禁止なので、ざっくりと文字で感想など。
本展示は自画像と略歴から始まるのですが、観覧していると隣で絵を見ていた女性が「この自画像は似ているけれど、こっちはイメージが違うわ。」なんてお話されて、聞くとご近所でお住まいで生頼さんと親交のあった方だとか。年代の違う自画像が飾られていたので、おそらく脇頃の姿になじみがないのだろうという話になりました。
ゴジラのポスター作品の原画はサイズも色も、何もかもが嬉しい、こまった怪獣好きの客でした。特にこれでもかというくらい印刷物に触れてきた84ゴジラのポスターは、これが原画なのだという感慨にぼーっと見惚れてしまいました。
SFマガジンなどの装丁用イラスト、「信長の野望」などのゲーム用イラスト、模型誌、小説の装丁画の作家ごとのかき分け、挿絵(宮本武蔵の迫力!)、肖像画、広告用イラスト、スターウォーズ含む映画ポスター、SFアドベンチャーマガジンの表紙絵シリーズ……。260以上にも及ぶ原画は、ただただ圧倒というか、迫ってくる迫力で、もう興奮が止まらないような作品群で……。
……気が付いたら、鼻血が出ちゃって、休憩しなければならないほどでした(ホントに)。
物販コーナーがまた、凶悪な点数が用意されていて、絵葉書全種セットが9千円強という、クラクラする枚数の絵葉書の種類の豊富さ。SWセット、ゴジラセットと系統だったセットも存在するクリアファイル、ポスター…。
……用意が足りませんでした…… orz
必須の図録はA4変形・160P、2,940円(税込)が安く感じてしまうボリュームと美麗さ。この興奮を持ち帰るのに最適というか、マストバイ。
大満足の展示、ですが観きれない規模に、もっと時間を割いて予定を組みべきと反省すらするものでした。
巡回は今のところ予定がたっていない様子なので、行ける人は行け!という展覧です。
公式HP:http://ohrai.net/
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