最終親不知抜歯 ― 2006年06月24日 03:06

さて、そんな風に思っても怖いものは怖い。口内最後の親知らずを抜く日がやってきました。
逆メインイベントとも言うべき、やっかいな歯は先週抜いたのだから今週は気楽にいける、そう思って挑んだのですが不穏な空気が流れている。
まずは先週を手本に流れを知ってしまった分、感覚が覚めてしまっている自分がいる点。麻酔が先週よりも効きが悪いような錯覚、目をつぶっても何をされているか予想が付いてしまう分、恐怖が倍増。
そして先週よりも気楽だと念を押すように聞いてしまったのが運のツキ。
「いや、こちら側の方が神経の本線に近いから慎重にしないと。」
確認しなければ良かった…… orz
そして始まる抜歯。ぐい~~~~~~~~~~~!!!!
うんとこさ、グィ~~~~~~~~~~~ッ!!!
角度を変えてエイヤァ、グゥゥゥゥ~~~~!!!
「痛かったら手を上げて」と言われていたので挙手!
歯が痛いというよりも押されるアゴが外れそうなくらい押されてソッチが痛い。明らかに先週よりも苦戦しているのが分かってしまってこちらも焦り気味。暑さでにじんでいた汗が引いたと思っていたのに、今度は冷や汗がにじんできました。
深呼吸して再度開口、再挑戦。
ぐぬ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!
……早く抜けてくれぇ、そう心で何度もつぶやきながら終わりを待つ。
力強く押されるのがなくなってもねじったりするような感覚や何かでスキマをあけるような器具でも入れてるような感覚。それがまた長い。長い。
そして長すぎる時間にコチラも想像をめぐらす時間が出来てしまった。
先生がつぶやくヒントになるような小さな言葉。
「あんまりやると……、だから……、もうちょっとだから。」
なんとなく予想がついた。歯は既に抜けているけれど、根っこがたぶん残ってホジって掃除されているのだと。そう思うとグロテスクな映像が自分の口腔内で展開されていることが想像されて鳥肌がたってきた。思えば思うほど金属の棒が自分のアゴの骨に入っているような感覚が麻酔の向こう側にある。そしてそれは気のせいではなかったのです。
何度か掃除機のような吸引機で患部をそうじしたあと
「いいでしょう。」と終わった。
抜いた歯を見せてもらいながら何が起こったかを聞かされました。歯の根っこがコブのように少し膨れていてそれがひっかかって抜けなかったこと、先週とは違う形でやはりねじれた根っこだったこと。そしてその根っこの先がわずかに欠けているでしょうと抜いた歯を指差されたのですが、自分にはどこがそうなのかサッパリ。ごくごくわずかに根っこをアゴにのこしてしまったからそれを掃除していたと言う話。内側をゴリゴリやってるような感覚はそれだったのだと納得しました。グロ映像が脳内でプレイバック。
しかも「歯根のかけら」は行方不明でおそらく吸引掃除で吸い込まれてしまったようで見つからないと……。仮に中に残っていたとしても大きさからしてあごの骨に吸収されてしまうだろうということ。その言葉を信じて安心するしかない(ひきつり笑い)。
明らかに先週よりも痛さがありそうな予感がするので痛み止めを早めに服薬し、ビクビク・オドオド。
痛さは想像以下で平気な顔をしていられますが脳内映像がフラッシュバックすると鳥肌がたつ状態でいます。
ゴリゴリゴリ……(ギェエエエエエ!)
コメント
_ 紅矢 ― 2006年06月26日 01:22
_ ゑび庵 ― 2006年06月26日 20:58
学生時分、歯医者でバイトしたことがあったんですが、その初日にセンセが親不知の手術してるの見てしまいまして、
ホンマに「マンガみたいなペンチ」でバキバキ掘り返してたんでマジにビビったですが、ソレ以来歯医者はコワくなくなりましたね。
・・・んでも、コレはイヤ・・・
(ビジュアルを)実際見てしまうのと、音と衝撃からの想像とでは、後者の方がコワイ気もします。当事者になったら尚更・・・
_ しらいしろう ― 2006年06月27日 01:59
もし自分の口の中を見られるカメラがあったら見る勇気ありますか?自分は無理です。録画だったら、後から見るか……それも微妙。
幸い、先生の判断が絶妙だったらしく極端な痛みや腫れもなく日々、違和感が小さくなってきています。
でも、完全に穴がふさがるのってどれくらいかかるのでしょうね。ふさがるまで気が抜けません~
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ひえぇぇぇぇっっっ!!!!!
何とまあ、ホラー映画も真っ青な恐ろしい体験を…(;^_^A アセアセ…
かくいう僕も、親不知じゃないけれど、上の犬歯を抜いた経験があります。
しかも歯肉に埋まっていて横に向いて生えていて、それが痛み出したのです。
そこで、歯肉に注射で麻酔を打って、切開して、なかなか抜けなくて
格闘の末に「パコン!」と言って抜けました…。
それから一週間くらい腫れてしまいました(涙)
いやぁ、本当に痛かった二十年前の体験談です(苦笑)