ウォレスとグルミットのすべて!展、今日から! ― 2006年08月15日 02:56
![ウォレスとグルミットのすべて!展/チケット ウォレスとグルミットのすべて!展/チケット](http://shirow.asablo.jp/blog/img/2006/08/15/1a8e0.jpg)
そしてなんと言っても今年公開された最新作『野菜畑で大ピンチ!』モデルの初上陸。大型の情景が大迫力の展示になっています。
2005年にアードマンスタジオは火事があり、かなりの資料が燃えてしまったらしいです。展示の為にスタジオの外にあって火災を免れたモデルがやってきたとのこと。感慨があります。
残念ながら今回の展示の目録はないのですが、前回の「アードマン エキシビジョン」のガイドブックが販売されていました。持っていない方は要チェック。
久々に見たグリコ「プッチンプリン」のCF、懐かしかった~。
日本橋三越にて開催、15~20日まで。
『兵隊ぐらしとピカドン』江戸家猫八・著 ― 2006年08月15日 14:17
![のびのび人生論19/我輩は猫ではない2 兵隊ぐらしとピカドン/江戸家猫八・著/ポプラ社 のびのび人生論19/我輩は猫ではない2 兵隊ぐらしとピカドン/江戸家猫八・著/ポプラ社](http://shirow.asablo.jp/blog/img/2006/08/16/1a8e4.jpg)
88年ごろから自分は江戸家猫八さんの高座を目当てに寄席にいってました。その頃、著書も読むようになって出会ったのがポプラ者の「のびのび人生論」に書き下された3冊の自伝でした。 のびのび人生論シリーズは赤塚不二夫、石ノ森章太郎、水木しげる、淀川長治、岡本喜八、川上哲治、などなどバラエティーに富んだ著名人が子供に向けて自分の半生を語る好シリーズで、次世代に伝えるべきことを分かりやすく真面目に書いた作品が並ぶシリーズです。
その中で猫八さんは『我輩は猫ではない』『兵隊ぐらしとピカドン』『二足のわらじをはいた猫』の3冊を発表しています。装画、挿絵の馬場のぼる先生の絵が『11匹のねこ』のままのキャラクターで、そこも嬉しかった本です。
話芸と同じく、笑いと人情話を交えながら語られる展開は笑いながら感情移入させられてホロリとさせられる読後感の気持ちよいもの。
その中でも『兵隊ぐらしとピカドン』は映画の新兵モノのようなとぼけた感覚の兵隊暮らしと突然降って来た原爆体験、そして終戦までをつづるものです。原爆体験の描写は実体験ならではの胸に迫るものがあります。
あとがきとして1冊目の反響が同世代の年配者からが多く、子供達に読まれているのか伝わっているかを心配する著者の言葉があります。1983年初版の本なので世代的に自分はターゲットだったはず。
今更ではありますが、胸に残る一冊として表明しておきたい一冊です。
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