お疲れ様、「ほのぼの君」2007年03月09日 23:22

奇想天外文庫/ ちびっこ紳士 / 佃公彦・著 / 1976年9月1日発行 奇想天外社・刊
中日新聞、東京新聞連載の長寿四コマ漫画『ほのぼの君』が本日最終回を迎えました。 37年間、1万2997回という連載でした。
新聞マンガの最長寿連載記録という事は、あまり知られていないような気がします。

詩情のある四季を描くカミナリ様ネタや、連載が進むにつれ一人だけ老化してしまったかのようにメガネをかけた犬ロダンが印象的で好きでした。

どうもシニカルな子ども描写がC・M・シュルツ作『ピーナッツ(スヌーピー)』と似ているせいか、比較評価ばかりで、どうも正当な評価を得られていないように思え残念です。

単行本化には恵まれていなくて文庫版の「ちびっこ紳士」と近年発売された2冊「ありがとうほのぼの君」「ほのぼの君」くらいしか思い当たりません。
記念出版的な本が1冊欲しいところです。

コメント

_ ダイスケ ― 2007年03月16日 21:41

北海道新聞もコレだったんです。寂しいなあ。

_ しらいしろう ― 2007年03月19日 04:55

健康状態が理由と言うところがまた切ないですね。これだけの記録を持ちながら、スポットを浴びる出版が少ないのも残念。
後任が決まるまでの4コマ欄は傑作選の再掲載になっています。

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