アブ・アイワークス・コレクション1&2 ― 2006年09月14日 04:44
ミッキーマウスの生みの親と言えば、世間的にはウォルト・ディズニーですが彼はスクリプトの生みの親。デザインやアニメーションとしての生みの親はアブ・アイワークスと言う才人の手によります。
マット合成の技術により、アカデミー賞の科学・技術賞を2度受賞。ヒッチコックの「鳥」の特殊効果もアブ・アイワークスの仕事。ミッキーと「鳥」は兄弟分だと思うと不思議なもんです。
アブはウォルトと共にアニメーションスタジオ『ラフォ・グラム』を興した人物で、ミッキーマウスを生み出した人物の一人ですがウォルトと肌が合わず31年に独立します。MGMで『蛙のフリップ/ Frip the Frog』『 Willie Whoppar』『Comi Color Cartoons』などのアニメ・シリーズを製作。全体的にストーリー性は低く、音楽に合わせて踊ったり画面をひたすら動かす作風が多いです。
『蛙のフリップ』は時期に寄ってかなりキャラクターデザインが揺れるキャラクターで、一時、耳のないミッキーマウスのような状態もありました(vol.2のDVDジャケット右下に見えるのも彼です。vol.1の中央と同じキャラ。)。他のシリーズに比べキャラクター・アニメ的。後にディズニーに戻ってプロデュースした作品に「イカボードとトード氏」があるのが何か因縁のようです。(トード氏は”ヒキガエル氏”の意。)
アメリカでは作品集DVDが発売されているのですがビデオ→LD→DVDと機械的に再ソフト化されているので、章立ても順番も適当です。しかしその適当さゆえに収録作品は多彩で盛りだくさんです。
通常、リージョン問題を言わないといけないパターンですが、このソフトは表示こそリージョン1(アメリカ国内限定)ですが、実際にプレイヤーに入れてみると日本国内機でも再生可能、フリー設定でした。
スキモノにしかお勧めできない内容な気もするのですが、友人もネットの中の人もそういう人ばっかりと思いますので、どぞ。
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アブ・アイワークス・コレクション1
アブ・アイワークス・コレクション2
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