週刊マイ・ディズニーランド12冊目2007年12月13日 23:59

週刊マイ・ディズニーランド12号表紙と10号からの厚さ比較
厚さ比較の意味も含めた近刊3冊。もはや、出版社名も略称で3文字。

感覚が麻痺しているのかと思っていたのですが、やっぱりヒドいのが来るとヒドいと思う。そして今号12号はヒドい!

ついに一般配本の最終号です。ここで客を引き込んでおかないでドースルと思う節目ですが、もう定期購読者の刈り入れは終わったつもりなのか、ボルテージ・ダウンがすごい。来週号のジオラマパーツ大盛りに比べて今号のテンションのユルさたるや。
12号ジオラマパーツ&フィギュア
ザッツ・オール。これですべてです。手のひらにすべて入っちゃいます。別に緑の矢尻とかじゃありません。先週も説明した通り、城とビックサンダーマウンテンをつなぐスペース「プラザガーデン」のパーツです。
ペース配分、大丈夫なのか!? これでも先行販売分よりもフィギュアひとつ増えた状態で前倒しになってるんですけど……。頼むから、これを最下限にしてください。いや、マジでさ。

本誌1ページ目は毎回ジオラマパーツの解説ですが、1ページを持たせる内容がこの部品にあると思いますか? スカスカのページレイアウトに“こだわりポイント”が解説されています。
 樹木を美しく再現するために、フォルムにも気を配りました。

 部分ごとに質感を変えています。

 2つのエリアが自然に分かれるよう、なだらかな曲線を表現しました。

ぽかーん。
この緑の塊に何をそんなに勿体つけるんだ。いや、パーツとしてのボリュームはいいんですよ。無駄な解説ページを何とかしてください。さらに小さく注釈が。

実際のプラザ・ガーデンにはステージがありますが、ジオラマではスペースの関係上、割愛しました。

カックン!

パーツの解説、無駄な時の方が断然多いから、もうこのページ自体を割愛してください。そっちの方が割愛にも意味が出ると思うよ。組み立てが必要な時だけ付けてくれい!

よーし、バランサーでもあるフィギュアでココロのスキマを埋めるぞ~!
週刊マイ・ディズニーランド/フィギュアサイズ(12号まで)
またかよ! ドナルドでかいよ!
本来ドナルドはミッキーよりも小柄なのに、フィギュアではグーフィーよりもでかいよ!
グーフィーの小ささ以来、何処が基準か分からなくて麻痺してるのも事実。もう、並べた自分が馬鹿だったさ。

よーし、本誌を読んじゃうぞ。最近、アベレージが上がっていたから最低限楽しめるんだろー?

なんじゃこれ!!

資料引き写しの薄い内容のパターンならば、むしろ傷は浅くて済むのに、キャラクター図鑑「グーフィー」の分かってないブリはもう、何処からツッコむべきなのやら。

「ふふん、私はディズニーファンになって2年。もうディズニー詳しいから、資料見なくても、書けちゃう♪」って、感じのおバカライターが見える仕事ぶり。

解説の中心は近年発売されたDVDを中心に、せいぜい『グーフィーとマックス ホリデーは最高!!(1995)』やDVDオリジナルアニメの続編『史上最大のグーフィー・ムービー Xゲームは大パニック(2000)』に目を通したことは認めるよ。自分も好きだよ。でもさ、まずは短編作品ありきだろ。触れてはいるけど、見てないじゃん。基本を飛ばして、ここ10年程度で語られても、ねぇ。(××タメ息××)

まずはピント・コルビィグから勉強しなおして、出直して来い!(怒)
どーして『グーフィーとマックス ホリデーは最高!!』のオープニングが「あーひょほほ」の悲鳴で始まるか、知ってくれ。話はそれからだ。

一番痛い記述はこれ。

ちなみに、地なのか演技なのか、『ハウス・オブ・マウス』という2001~2003年のTVシリーズでは、車のハンドルを握って豹変する姿も!!

イテテッテテテテテテ!!!!!
それ、1950年の劇場短編『グーフィーの自動車狂時代』でしょ。TV番組『ハウス・オブ・マウス』は特殊形態の番組で、クラブ・ハウスシーンは新作だけど、その中に挿入される短編作品は、『マウス・ワークス』からの再編。例外的に劇場時代の短編作品が挿入されたこともあって、この例はまさにソレ。アンタが初めてそこで見たのでしょうけど、そんな個人的な・再放送のデータだけ表記されても、こっちは「ぽか~ん」です。

このライター下ろせ!(怒)
なまじっか、自分は分かってると自惚れてるムードが、目も当てられない。

実はピート、デビューはミッキーマウスよりも前なんだとか。

伝聞口調で書くなよ(全身脱力)。“バッド・ピート”、“ペグレグ・ピート”と呼ばれる悪役ピートはミッキーマウス以前にウォルトが作っていた『アリス・コメディ(1923~1927)』でデビュー。つーか、このレベルなら講談社「ディズニーファン」読んでても出てくるヌルいレベルの話じゃん。アンタんちはインターネットもつながってないのかえ?

そういえば、同時期の初期作品を集めたDVDディズニー・トレジャー・シリーズの最新巻「しあわせうさぎのオズワルド」がアメリカ現地時間で昨日発売。(アマゾンから発送通知メール来てたっけ。嗚呼、こんな本に払うくらいなら、他にもっと買うべき品があるのに……。)

ネット時代、世界の裏とつながってる状態なのに、このアヤフヤな記事を読まされる苦痛。『週刊マイ・ディズーランド』、商品としてどうよ。
自分の勝手な憶測では、既刊号のヤバすぎる内容に危機感を覚えた版権管理者(ディズニーエンタープライズ)が駄目出し的に資料をどっさり送り込んだ(買わせた?)と思っていたのですが、そういうわけでもなかったようです。
スタッフのローテーションの問題なのかなぁ。

何にせよ、今週号は絶望した!

でも、コーラを10kg運んでいる最中、書店に取りに行ったのでパーツの小ささ(軽さ)にホッとしてしまった自分。コンパクトで持ち歩きにやさしい本誌に喜ぶ自分は何かオカシイ。

気を取り直して、来週は盛りだくさん。ジオラマパーツ、「空とぶダンボ」「キングアーサー・カルーセル(王様の剣)」の剣部分、フィギュア「くまのプーさん」。
もう、期待はしていないと言いつつ、最低限フラストレーションがたまる様なトンチキな記事が載ってる本誌になっていない事を願って。
来週までアディオス。

コメント

_ ふこをさん ― 2007年12月13日 20:02

キー(`皿´)

_ たろう ― 2007年12月13日 22:56

とんでもないですねw
ハウスオブマウス独自の話だとグーフィー普通にトラック運転してましたし

_ しらいしろう ― 2007年12月14日 05:39

「ママン!見て見て、僕のお金がドブに消えていくよ!」

ふこをさんサン<
教育してやってくだちいな。

たろうさん<
ンもぉ、トンデモないです。

「ミッキーの移動住宅」でもハンドルの鬼になってたら大変ですよね。いや、その方が面白いかも。

面白い事例として紹介するのはOKなんです。
マンガなんだから毎回、いろいろパラレルワールドなシチュエーションが展開するのが当たり前。矛盾が出て当たり前のギャグをイチイチ取り上げて指摘するつもりはないんです。

アイマイな記述でモヤモヤさせ、間違い記述でイライラさせる。そんな「マイ・ディズニーランド」に腹がたつのです。
スタッフはネットで調べるくらいのことは思いつかないんですかね。

僕の毎週1490円ローンの一部が、こんなライターの財布に入って行くのかと思うと、腹がたつ~!!

「あら、あのドブ喜んでいるわよ。」(byママン)※妄想問答

_ うおりゃー ― 2007年12月14日 12:15

ディアゴの、他の本で仕事しましたが、
かなり独特な世界だと思いました。
これ、編集プロダクションは、どこになってるんでしょうか。

_ しらいしろう ― 2007年12月15日 15:10

なんだかんだ言っても、この状況を楽しんで買っている自分です。
クオリティコントロールできていないのは編集プロダクションだけの責任ではないでしょう。

ちなみに編集プロダクション協力(実質編集部?)は有限会社羅針盤。
こちらHP↓
h
ttp://www.rashimban.com/

ありゃりゃ、何もかもリンク切れのトップしかない状態。それともディズニーファンの襲来を恐れてリンクきったか? (※深読みしすぎ)
それ以前にカウンターが590(※現在時間)って……。

マニアは噛み付きたがったり、揚げ足を取りたがったりする人種ですが、自分としてはそのスタンスには陥りたくない。そう思いながら読んでいるのですが、「アイタタ」な気持ちになります。

ある意味同情します。
安い制作費で、スケジュールもタイトの中、“詳しくもない”ジャンルの本を編集をしているならば、健闘と言えなくもないです。
値段相応の仕事なのかどうかは、僕ら客には分からないですから。

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