とうもろこしとコーヒーと歯車2008年06月08日 16:42

朝ごはんに、親が用意してくれたものだからとボイルされたとうもろこしを食べて、そしてコーヒーをすすった。

ここのところコーヒーを大量摂取していたのが悪かったのか、その組み合わせがいけなかったのか、食後みるみる気分が悪く。お昼ごはんの時間には気持ち悪さもピーク。

(やるべき仕事はあるけど、)休日だし、気分的にも買い物にでも出かけたい気分だった午前中とは打って変わって、容態はそれどころじゃなさそう。どんどんこみ上げてくる“すっぱい不快”に追い討ちかけて、階下からのチャーハンを炒める、香ばしい匂いが鼻を刺激する。

あ、こりゃダメだ。「ゲゲゲのゲー(A漫画)」しそうだとトイレに向かうが、母が声をかけてくる。
「昼ごはん食べるでしょ」
青い顔で
「調子悪い。戻しそうだからイイ。」
そう断っているのに話は続く。
「冷蔵庫にあった“丸ごとバナナ”食べた? あれアンタのはずよ。もう古くなるから。」
いっぱいのすっぱい胸の中にバナナを思い浮かべ、もう限界は近かった。しかも話はしつこい。
「“1の市”の安売りだから、すぐ食べなきゃだめよ」

アタマに浮かぶバナナは日付が加わった。
もう、ガマンは出来なかった。

その後もトイレを往復し2、3回で落ち着きを取り戻した。
気持ち悪いという人に向かって匂いと食べ物の話を繰り出すのはナシでしょ。この不調の原因として朝の食べ物に疑惑をかけてみるけど、日付も新しく問題は無さそう。まったく原因不明でした。

折角の休日もトイレとの往復で陽は傾き、出かけるのを諦めました。
その頃ニュース速報で秋葉原の通り魔事件を知りました。

具体的な目的地を秋葉原に決めていたわけではないけど、選択肢の中に入っていて、時間としても鉢あわす可能性がありうる、ゾッとするニュースでした。
自分がいたかもしれない場所。見慣れた場所で起こる凶行。

そう思うと不調は歯車で、自分を救ってくれたのではないか。そう思う午後でした。

既に死亡者が5人も、負傷者も10数人出ているようです。負傷者の方の早い回復を願い、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

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