週刊マイ・ディズニーランド98号目 ― 2009年08月28日 00:20
月日は矢の如し。先週までの最新号、残すはわずかに2冊の98号。
■ジオラマアイテム
・フロート(1~4)
■本誌記事
・アナハイム探訪「イッツ・ア・スモール・ワールド」
・キャラクター図鑑「ウォーリー」
・ディズニー・ワークス「史上最強のグーフィー・ムービー Xゲームで大パニック!」
アナハイム探訪は「イッツ・ア・スモール・ワールド」。1年かけて大改修され、今年公開されたリニューアル版の内容を紹介しています。基本的には映画キャラクターを投入したシーンをピックアップ。ファンには賛否分かれるリニューアルですが、とりあえず最新情報が紹介される紙面には満足です。
キャラクター図鑑は「ウォーリー」。なんでしょうかねぇ、足りないものは。 似たような情報量でも、カタログのような印刷物でも得られる満足感が足りない感じ。デアゴスティーニ特有の、この不完全燃焼のような気分。“埋めてる”感じが基本のほんのつくりからなのか、それともライターの意気込みが感じられてしまうからなのか。映画から拾い上げているディテールに過不足は無いような期がするのに、何かいつもどおりの不完全燃焼を感じる4ぺージ。
ディズニー・ワークスは先週紹介のグーフィームービーの続編に当たる、ビデオスルー作品、「史上最強のグーフィー・ムービー Xゲームで大パニック!」。まぁ、作品の内容は「バック・トゥ・スクール」と同義。出来も、まぁ、ビデオスルーなりのところなので、むしろ記事はうまくまとめてあるなぁと思いました。日本人に伝わりづらい文化の違いを解説した“ラッキーアイテム=馬の蹄鉄”など、いいポイントをピックアップしていると思います。
ジオラマアイテムは回転、発光するハブに乗せる、『エレクトリカル・パレード』のフロートを再現した透明なフィギュア「フロート(1~4)」。 この写真で左からドラゴン(エリオット)、ブルーフェアリー、トレイン、レディバグ。エリオットが映画『ピートとドラゴン』、ブルーフェアリーが『ピノキオ』から材を取ったキャラクターです。
本来はもちろん透明な物体ではなく、色の付いたフロートの表面に無数の電飾を施した、発光するオブジェですが、ここでは台座に発光ギミックをしこみ、その上にこのフィギュアを乗せて、きらびやかなライトアップを再現しようという試みです。
今までのシリーズの大半の素材がポリだったので、てっきりポリ素材のフィギュアだと予想していたら、実際には塩ビ製(ガチャガチャなどの消しゴムフィギュアと同義の素材)。世間的には安価な素材に思われそうですが、ある程度のロットが保証されない限りはコストのかかる金型を作成しなければならず、かえって高額になりそうな素材。ここにきて塩ビとは、全巻購読者は思ったよりも多いのかも!?
そして、このフィギュアたち前後2分割のタイヤキ形成形ではなく、ブルーフェアリーやエリオットの羽などを見ても分かる多方向成形。けっこう地味に手間のかかる表現をしています。パーツ分割でも表現できそうな部分ですが、透明素材を使って発光させる手前、分割してしまうと、そこが透けて光にむらが出来てしまいます。それを思うと、結構吟味したのではないかと思われる仕上がりです。
フィギュア中央に発光ギミックを差し込むために開けたと思われる凹みがあるのですが、既にごらんいただいたようにハブの発光部分はフラット。はて、どうも仕事がかみ合ってないようにも思えるですが、まぁ不具合と言うほどでもありません。差込ではなく貼らないと固定されない仕様はちょっと嫌ですが……。
次号はカウントダウン、99号。「グラウンドベース(ニューオリンズ・スクエア駅)」、「グラウンドベース(トゥモローランド)」。
最近のコメント