週刊マイ・ディズニーランド51号目2008年09月20日 06:14

週刊マイ・ディズニーランド51号表紙とジオラマアイテム
♪あの部屋で折り返し~

タモリ倶楽部「空耳アワー」で9/12やってたネタなんですけど、うちの部屋のマイ・ディズニーランドが正に折り返し。(傑作ネタだったナァ。「♪今夜は青春(Tonight Is What It Means To Be Young) byファイヤー・インク(Fire Inc.)」

すいません、番組見てないと訳が分からない振りで。


■ジオラマアイテム  
・ニューオーリンズ・スクエア(建物2)
・噴水
 
■本誌記事
・アナハイム探訪「イノベンションズ」  
・キャラクター図鑑「ジャングルブック」
・ディズニー・ワークス「レミーとおいしいレストラン」

いつも褒めてばかりのアナハイム探訪は、その中でも今週は充実していました。イノベンションズは初期からある建物ですが、その中で尾こなれているアトラクションの変貌までサラリとさらってくれていて嬉しかったです。個人的な希望としてはデータ的な充実、完璧さが欲しいのですが一般的な読者に対してのレポートなら適切な分量と切り出しに見えました。

キャラクター図鑑「モーグリ」は、B++。1見開き目でキプリングによる原作情報(“モーグリ”は蛙の意味、短編小説で成長したモーグリの姿が出てくる)などは、初めて知ったので嬉しいトリビアでした。やっぱりこの路線で執筆してくれるほうが、マイ・ディズニーランドはいいなぁ。
全体を通して使われている図版も本編画像が多いので安心して見れました。
(もっとも2が混じってるのは個人的にはマイナス・ポイントなんですが。それは好みの問題。)
今回は1作目とパート2の混合記事。図版が多い分、楽しげな仕上がりです。補足するならばそれぞれのキャラクターの名前を紹介する部分でハゲタカには個別の名前があることが足せますが……普通の人には不要かな。(デイジー、バジー、ジギー、フラップス※カタカナ表記は日本公開当時準拠、言語は以下/Dizzy,Buzzie,Ziggy,Flaps)
名前がつくまでに36年も時間がかかったシャンティーとか、他にもネタがありそうだけど、それだとモーグリの記事ではなくなってしまうから、妥当な判断かな。(前半見開きのくくり記事でもいけそうだけど。)

ディズニーワークスは「レミーのおしいレストラン」。近年の作品なので図版が豊富だし、メイキング記事にツッコミ気味のバランスなのが嬉しい仕上がりでした。やっぱり近作だと完成度が上がっている気がするので、資料の充実がネックなのと、ライターさんが近年のみはリアルタイムで通過しているということなのでしょうね。
今号は久々に「よく出来ました(標準クオリティー)」でした。

ジオラマアイテムは「・ニューオーリンズ・スクエア(建物2)、噴水」
51号ジオラマアイテム/ニューオーリンズ・スクエア (建物2)と噴水
比較的小ぶりなアイテムなんですが、小ぶりに限って嬉しいことが多い印象を受けます。
噴水は単純なアイテムですが光沢塗装を生かした水の表現が地味に映えます。
そして建物2。これが嬉しかった!
49号時エントリーの予想通り、地図上の18,19部分を再現するアイテムなのだけど、とても小さな中庭を再現するためにパーツ分割されています。
ニューオーリンズ・スクエア (建物2)の俯瞰
ニューオーリンズ・スクエア (建物2)の俯瞰状態。数ミリの隙間になってしまうスケールなのに、埋めてしまわずに再現してくれる意気込みに感謝。
ニューオーリンズ・スクエア (建物2)の中庭階段
印象的なカーブを描いた階段がある小さな中庭です。
今回のアイテムのおかげで、今まで位置関係が分からなかった写真がこの場所のものだとわかって一人ひざをたたいてしまいました。
NewOreanes Squeare / Your Guide to Disneyland ('50)
50年代の入場者に配布されていたガイドブックのニューオーリンズ・スクエアのページに掲載されている写真なのですが、手前の建物の影、奥の階段と、まさしくここでした。園内でも特に静かそうで憩いのムードを漂わすこの一枚写真が、他のパークの写真と、あまりにも違っているので気になっていました。
改めて写真と模型を前にして、この空間が良さそうだと感じ、行ってみたくなりましたよ。

模型で惜しむらくは手前の建物の下の通路が埋められている点ですが、これは成型上、いたしかたがない部分でしょう。

中庭のバルコニーの色がひとつだけカラーリングが違うところ(中庭を開いた画像の左下部分に見える茶色い部分)があり、一瞬間違いかと戸惑ったのですが本誌「ジオラマアイテム」のページで
右側だけ茶色なのは、この部分が実際にのパークではレンガ積みの壁面だからです。
と解説されていました。そのこだわりに脱帽だし、記事で細かく連動して解説されている部分が好印象。

今回は大満足の号です。
完成したニューオーリンズのこの一角のアイテムは別エントリーで撮影画像を紹介。

次号は人気アトラクション「ホーンテッド・マンション」が登場!
休日の関係で月曜日発売!

コメント

_ もふ ― 2008年09月26日 00:39

ひさびさに拝見させていただいたら、宿題を一気に片付けられた上に、ニューオーリンズ・スクエアの子細な観察記まで!
満腹です。
中庭の写真、開園からほどなくしてのものなんですね。
すばらしいものをみせていただき、ありがとうございます!
そういえば、なんか足りないと思ったら、草がないんだと…。
いまはいい感じに植物に覆われていて、また違った趣きになっています。
YouTubeで見た画像にちらっと映ってて、キレイなとこだなぁ、と。
一度現地に行きたいですが、お金がないです。
渡航費用がたまるまでは、ブログを読ませていただいて、妄想ディズニーランドを堪能させていただきますw
これからもエントリー続けてくださいね。

_ しらいしろう ― 2008年09月26日 02:53

宿題は、まだ2冊残ってますが現状消化のスピードが勝ってる状態が続いてるので近いうちに、全て追いつけそうです。

ニューオリンズスクエアの写真が掲載されているガイドブックは、トゥモローランドが、殆ど建設中でクローズしている時代、ウォルトからの挨拶などが掲載されているので少なくともウォルト生前中の1966年より前のものです。
素材の感じからして撮影時期は初期に見えます。開園10年以内なら、まあ初期としてもいいかというところです。
(もっともTDLで開園ほどなくといったら、最初の2~3年という印象なので、自分の表現は甘いかもしれません。本家50数年の歴史の中ということで、許してください。)

この本の良さは、出来とは違った意味で2年にかけてDLの中を散策するイマジネーションを定期的にできることですね。きっとこの一年でアナハイムDLについて相当詳しくなったような気がします。

時々、ここまでしてエントリー続ける意義があるのか迷う瞬間があるのですが楽しみにされている人が一人でも居ると知ると、ちょっとがんばれそうです。エール、コメントは活力になります。有難うございます。

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