週刊マイ・ディズニーランド90号目 ― 2009年06月29日 23:51
果たして10週後には組み立ての土地が用意できているのか。その問題がクライマックス。
最新90号、お献立。
■ジオラマアイテム
・フレーム(7~11)
・ベースボード(I)交換用フタ
・ネジ(9本)
■本誌記事
・アナハイム探訪「スペースマウンテン」
・キャラクター図鑑「ミーン・メンPart2」
・ディズニー・ワークス「スペース・レンジャー バズ・ライトイヤー 皇帝ザーグを倒せ!」
アナハイム探訪「スペースマウンテン」は言わずもがなの再登場。
前回のイラストへのツッコミにまるで答えてくれたのかのように、60年代アナハイムのガイドブックに載っていたイラストと同じ図版のフルカラー版が掲載されました。
1965年に描かれたコンセプトアート。この10年後、フロリダのマジックキングダムに初のスペース・マウンテンが誕生しました。アナハイムでのオープンはその2年後、1977年のことですうん、わかってるけど、じゃ、やっぱり5号に掲載されたイラストは“当初”のイラストじゃなかったんだよね。
この手のイラストはあまた出ているディズニーランド関連、イマジニアのイラスト集の洋書でまとめられているので“後から見つけました”的な掲載には、脇の甘さが……いや、もう90週も付き合ってるのだから言うまい。
メインビジュアルは夜景に浮かび上がるスペースマウンテンとアンテナを広げたオブザーバトロン。なかなか味のあるビジュアル。
見開き左が当初の建設までの道のりで右が2005年のリニューアルに関する内容になっていてコンセプトが見えやすい構成。最初からこれができてればよかったのに。
リニューアルに関する図版は新しいだけあって、始めて見る図版があって嬉しい。でも、ありがたみはソレナリかな。
特に今回のリニューアルについての記述には歯がゆい部分も。
2005年のリニューアルによるボーディング・エリアは、宇宙ステーションがテーマ。スペース・ファンタジーへの入り口にふさわしい雰囲気です!あれ、以前から宇宙ステーションだと思うけど。左ページ上に70年代に描かれたコンセプトアートが掲載され、右には2005年のリニューアル後の同じ場所を掲載しているのに、なぜこのキャプションなんだろう。2つの図版は同じ空間を前からと後ろからの違いこそあれ、大差のないのが見て取れる図版。
むしろその図版にこのキャプションをつけた勇気がすごい。90週間付き合ってきたのだから…いまさら驚くこともないのだけど。
今回のリニューアルはコース取りや速度だけでなくライティング面、そして音楽と多岐に渡っていますが、中でも最大の特徴は音楽でしょう。
特にピクサー映画で名劇伴を発表し続けているマイケル・ジアッチーノ作曲の「スペース・マウンテン」はシビれる名曲。
▲収録CD。同じ楽曲数なのに日本版のみ2枚組。コピーコントロール仕様にするためにデータがはみ出た模様。大型輸入音楽ストアで米盤1枚を目にするので、選択肢はあります。どちらが良いかは個人の判断で。
ライドの座席には頭の左右にスピーカーが配置され、コースにあわせた激しいサウンドが流れるようになりました。楽曲はスパイもののような、スリルを煽る、タテノリのハイテンション、ハイスピード・メロディ。
ジアッチーノの才能を改めて感じました。収録CDはファンにとってマスト。
音楽やスピーカーに触れつつ、作曲者とディズニーの関係性くらい言ってくれてもいいのに、と思ったのが紙面への不満ですが、それはファンの贔屓目でしょう。
(ああ、TDLでも2007年のリニューアルで搭載されると思ったのになぁ。残念。)
[Tokyo Disneyland スペース・マウンテン リニューアル・ポスター/2007.12.28撮影]
ピクサー映画との関係をスルーしている面でガッカリしたのに、めくると今度はピクサーのページ! ぎゃふん。
キャラクター図鑑「ミーン・メンPart2」はピクサー映画の悪役4人を集めたページ。『トイストーリー』から「シド」、『モンスターズ・インク』から「ランドール」、『Mrインクレディブル』から「シンドローム」、『カーズ』から「チック」。
感想はパート1と同じ。4人詰め込み状態になって、やっと普通に感じる内容量と掘り下げと感じる仕上がり。嗚呼。
ディズニー・ワークスは「スペース・レンジャー バズ・ライトイヤー 皇帝ザーグを倒せ!」。
2000年リリースのOVA。ピクサーファンからもディズニーファンからも異物扱いの鬼っ子。(少なくとも、自分の知る限りでは。)自分は、そのズレ具合に注目しているぐらいなので、この2ページはちょうどいいおさらい。〆の言葉は相変わらずのギャグにすら感じる美辞麗句。
本作は大ブレークした前シリーズに引けをとらないほどの完成度の高い作品と言えるでしょう。これを素直に受け取るピクサーファン(および「トイストーリー」ファン)はいないでしょう。(^^;
ジオラマイアテムはフレームとベースボード交換用フタ。
先週に引き続き台座の枠。これで台座の周りに枠がつきました。
そしてもうひとつのアイテム、交換用フタ。先週の予想通りの穴位置修正でした。
第10号に付いていたベースボード(I)のフタは、設計変更となりました。
えっ? 本気?
上に乗っかる建物である「イッツ・ア・スモールワールド」は7号、8号、9号、11号、16号にまたがった企画。その真ん中でリリースした10号のベースボードが設計変更とは、言い訳として苦しい。かろうじて合わない穴に該当する号が16号のパーツだから、6週間のうちに直したと言えなくもないけど、それ以前に、台座にあわせたカーブを持つ建物が8号でリリースされているのだから、言い訳にしてももっと上手く嘘をついてほしいなぁ。
まるで「ミスじゃありません! 良くするためにやったんです!」と取り繕う駄目社員みたいだ。
往生際悪く、図説で示す見分ける為の穴が72号のベース穴なのが作為的。まるで10号から62週たつまでの時間に設計を直したかのような錯覚を植えつけているような……この紙面に、オイラ被害妄モードだyo。
悲しくなるのは、交換用のフタが、若干大きくてヤスらないと箱にはまらないこと。
まぁ、ヤスることは覚悟していたけどね。
テンション激ダウンで待つ来週はLEDライト46本!
うわ、すごいことになってきたなぁ!
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