ウルトラ超獣名鑑(完)~優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも、友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回裏切られようとも。それが私の最後の願いだ。編2008年08月27日 18:42

ウルトラ超獣名鑑(完)~優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも、友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回裏切られようとも。それが私の最後の願いだ。編
2002年にシリーズ開始された食玩『ウルトラ怪獣名鑑』シリーズも今回でついに終焉。個人的にエースは好きなので2回、22種のみで終わってしまうのが惜しい……けど、妥当なところなのかな。

商品名は題して『ウルトラ超獣名鑑(完)~優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも、友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回裏切られようとも。それが私の最後の願いだ。編』。もちろん最終回の名台詞をとっているのは重々承知で、どこのジュゲムだ、これ。

価格は一箱350円+税。当初の200円に比べれば値上がりしているものの昨今のほかの商品の値上がりを考えれば良心的にすら感じます。その要因が決して下がらない彩色や造形レベルという裏打ちされた商品クオリティー。原油高騰ほか、ウルトラ玩具全体の勢いを考えてもこのタイミングで終わる決断は有終の美となるのでしょう。

個人的なアタリ・ラインナップはルナチクス、カイテイガガン、サイモン星人。ギャグとしてスチール星人はツボ。
カイテイガガンは子供のころの愛読書、小学館入門百科シリーズ『怪獣入門』の表紙を飾った印象が強くて、そのビジュアルインパクトが凝縮されたミニフィギュアは待望のひとつでした。

ノーマル・ラインナップは全11種類。一ボックス10個の卸しなので、ボックスで買っても揃わないので今回コンビニでチビチビ購入。最初の店頭で残っていた全てを買った9箱9種(※今思えば、シークレットを抜かれた跡の売り場)以降、進展なくダブリ続けて、結局20箱で購入打ち止め。その時までにノーマル10種、シークレット0。ダブリとノーマルラインナップ残1種をネットで交換して一旦のゴール。
シークレットはネットで購入して完全ゴール。

最近の他の玩具のダブリに比べて苛立ちが無いのは、混入率のバランスをある程度知っていてハードルの高さに納得して買っているからでしょうか。(手抜きを感じない商品クオリティの高さも手伝ってます。)
本商品のサブタイトルって、疲れたコレクターへのメッセージと受け取るのはアリですか? アソートや出荷数に何度裏切られてもついて行ってる自分。

(完)と謳われちゃうと何か感慨あります。
もっとも家の中に6年分の滞積があると思うと、脅威もあるのですが……。
とりあえずお疲れ様&楽しかったと思いながら。

覗かれた箱 ~食玩は非破壊検査で2008年08月27日 20:06

サーチングで覗かれた箱(向かって左)と正規の箱
残されたラインナップを求めて、凝りもせずに深夜、コンビニをめぐって何時間も……明け方までという苦行を、二晩目にギブアップしました。

まずは食玩を置いているコンビニの激減で、出会うのが難しくなった。それがひとつ。次に問題を感じたのが手付かず10箱の店頭在庫の店が皆無で9個在庫の店ばかり。これはつまりシークレットを抜かれたと思しき光景ばかり。自転車をこぐペダルが徒労だけという状態に心底嫌気が差しました。

もうコレクションフィギュアが無条件に売れる時代は終わったんですね。

ネット・オークションで目当てのラインナップを購入しました。同じものをたくさん出品していたので、ホビーショップか類の個人商店だと思って選びました。自分も抜き師(価値のあるラインナップだけを抜いて買う)や転売屋(テンバイヤー)を儲けさせるのは本位ではないから選んだ結果です。

到着して開封して……
大失敗
相手は抜き師で転売屋さんだったようです。(冒頭画像)箱の角をつぶして中身を覗き込んだ箱はこんな風にゆがみます。箱についた値札からして個別に店頭で購入したのでしょう。

深夜のコンビニめぐりで購入したいくつかの箱もレジを済ませ、開封しようと思ったら同じような覗かれた箱と気がつき、負けた気分に成りました。ブラインドボックス(中身を選べない商品)は開封のドキドキ・期待も含んだ定価なのでこれは不良品or破損品です。今までも何度かブログで怒ってますが、マナー無さすぎ!

そして今までも同じことが起こっているのに対策を採らないパッケージはメーカーとして、行き届いてないですよー! 
(他のブラインドボックス玩具でノリがベッタリの覗き見防止箱を見るたびに、世を憂いゲンナリしていたのも反面事実なのですが。)

思い返せば一番サーチング(中身を探す行為)を多く見かけ、自分も参戦していたのがこのシリ-ズ。でも、箱を振ったり、重さを選ぶくらいならまだしも、箱の破壊行為は……。
そういえばこのマナーについて取り沙汰されたのはチョコエッグブームからでしたっけ。来年でチョコエッグから10年。こんなくだらない話まで「マナーからルールへ」なんて力説したくないんだけどなぁ。