週刊マイ・ディズニーランド69号目 ― 2009年03月14日 18:33
■ジオラマアイテム
・グラウンドベース(アメリカ河、トムソーヤ島)
■本誌記事
・アナハイム探訪「ランチョ・デル・ゾカロ・レストランテ」
・キャラクター図鑑「レミー&リングイニ」
・ディズニー・ワークス「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」
アナハイム探訪は「ランチョ・デル・ゾカロ・レストランテ」。自分にはまったく予備知識のない空間で、素直に見れて嬉しい景色です。毎度のことですがパーク内での位置関係がつかめないのが難点。 どことなくディズニー版の「ゾロ」と関係ありそうに見えるのですが、それについて言及がないのも気になります。個人的に追跡調査はできますが、この本としては二度とフォローされなさそう。(いや、関係ないなら、自分の“言いがかり”ですけど。)
キャラクター図鑑は「リングイニ&レミー」。近作は情報ブレがないので記事も安心して読めます。ダメ・キャラのリングイニの才能を“他人どころかネズミさえも相手に、その才能を引き出してあげられる人柄”とまとめた解釈は、とても共感できてよかったです。
ディズニーワークスは「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」。OVAの続編作品の中でも特殊なポジションの作品なので“嫌いじゃない”一本。記事も特に新しい発見はないものの、まぁ好感触。“よくがんばりました”と思う。
そして今号は特盛りのジオラマアイテム。水面があると分割ができない成型上の理由からなのか、トムソーヤ島のエリアがまるごとリリースです。
考えてみるとアナハイム探訪では地図は掲載されないし、シリーズ通しても位置関係を示しながらの解説をしてくれないので、ここは手持ちの資料で比較しながら観察してみたほうがよさそうです。
こちらはコピーライト1957年のカルフォルニアのトムソーヤ島探検マップ。東京ディズニーランドでもトムソーヤ島に渡るゲストに配られているマップと一部図版が同じですが、島の中は位置関係がずいぶん違うので地図はまったく違う図版です。(持ってる人は比べてみよう!)
城を右下側にイメージした全体図。同じ方向にジオラマパーツを眺めると、この方向になります。
右側の突端部分は別パーツをかぶせて設置。樹脂製の成型であるこのシリーズは、厳密なパーツの合いが心配でしたが、水辺部分をかぶせつようにカバーして接合する設計で、これならば多少の誤差があってもカブせの余裕でクッションされそうです。
1面2cm程度しかないサムクレメンス砦は、塀の中身を埋めることなく墓碑を再現。指すら入らない部分をモールドする作りこみに感動。
燃え続ける小屋、対岸に転がるSL、インディアンのテント、川を泳ごうとするトナカイと見所満載。デイビー・クロケットのカヌー探検で見られる景色のドラマ性が感じられて嬉しいディテールです。
中央のスマグラー入り江、中央のキャッスルロックは近年、映画「カリブの海賊」人気で海賊の隠れ家として改装されているよう(以前の号で紹介されているので知った)で、外観も若干見慣れた形と変わっています。
ムードを感じるハーパーの粉ひき小屋。紙面の解説写真に比べて塗りは粗いと思うけれど、コスト面から考えればこんなところなのかも。
もしオンデマンド出版並みの小部数だったら、1490円でこのレベルの模型は作れないだろうし、大ヒットというほどの部数が出ているとも思えないので、妥当かなと。
ちなみに1月末だったか、2月頭だったか完結号数が100に決定したようです。これまで終了号数未確定だったシリーズ概要から“予定”の文字が取れました。
道がペイントされているので視線を地面のそばに落とせば実景を創造できて楽しいです。1冊のみのパーツで景色を楽しめるレベルで作りこまれているのだから、69号は満足の号です!
翌70号は「帆船コロンビア号」とムーンライナー」。今号の反動でちっちゃいのかな。
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