映画『モーメント・オブ・ラブ』~雀の羽ばたき2005年11月20日 03:43

映画『モーメント・オブ・ラブ』チラシ
『モーメント・オブ・ラブ/IL PRULLODEL PASSERO』(’88年)は90年池袋の文芸座で単館上映されたイタリア映画。当時上映中だった「ニューシネマパラダイス」のフィリップ・ノワレと妖艶女優オルネッラ・ムーティーが共演した大人のファンタジー映画。

交通事故でパトロンを失ったシルバーナ(ムーティー)に彼の親友と名乗るガブリエーレ(ノワレ)が訪ねてきて新しいパトロンになる申し出をする。しかしその契約内容は変わっていて、彼の昔話の聞き役になり一切肉体関係は要求しないというものだった。
ある日シルバーナは靴屋と激しい恋に落ちるが、その恋の展開がガブリエーレの話す昔話と符合していく。シルバーナは思い出の中の女性なのか、それともガブリエーレが靴屋の未来なのか。

タイトルは英語タイトル『モーメント・オブ・ラブ/Moment of Love』をとった邦題となっているけれどイタリア語のオリジナルタイトルは『IL PRULLODEL PASSERO』、直訳すれば”スズメのはばたき”というもの。これはイタリア語で恋の絶頂に感じる飛翔感を表す慣用句だそう。(色っぽい意味で。性的絶頂とでも言うべきか。)

なぜ突然、この映画のことを書こうかと思ったかとバラせば、「ニューシネマパラダイス」が原因。トトとエレナの恋の絶頂のを描くわざとらしい青春映画風の演出の中で鳥かごで鳥が鳴くおもちゃが映るシーンを読解をしようとしている人の書き込みをmixiで見かけたから。
当時ちょうど並行してニューシネマパラダイスのリピーターになっていた自分は「あぁ、”スズメのはばたき”に彼らはいるのだな。」と思った事を思い出した。
付け足しのようだが、この映画もなかなか良かった。定価でビデオも買った。
原作・脚本はヨーロッパの一流映画監督と多く仕事を共にするトニーノ・グェッラ。(「霧の中の風景」「ノスタルジア」「グット・モーニング・バビロン」)
『ニューシネマパラダイス』後、Gトルナトーレが監督した『みんな元気』の共同脚本がトニーノ・グエッラだった。
気がついてみればあれから15年、共通言語として語るにはあまりに時間がたっているし、いざ調べようと思うと「スズメのはばたき」を触れたページがまるで見つからなかった。そんなわけで自分が書いてやろうというというのが今回のテーマでした。


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