怪物くん年賀状1981 ― 2005年11月08日 04:20
「ドラえもん」、「鉄腕アトム」、「あさりちゃん」、「パンク・ポンク」といった当時に人気連載漫画や「松田聖子」、「榊原郁恵」らアイドル年賀状も選択肢にあった。各100名、全1100人がもらえた。
当時、該当学年で無かった自分は最近になって存在を知った図版です。同じく藤子ファンの友人が古本屋で200円で見つけてきてくれました。なぜか未使用品だったので印刷屋から流れたのか、編集部の予備の品が流れたのか複数枚が店頭に並んでいたそうです。
地味かもしれませんが書き下ろしの品は何にせよファンにとっては宝物です。
閑話
年賀状、ここ数年描いてません…。昨年は原稿だけ描いて印刷をしなかった。旧正月に出して笑いを取ろうなんてアイデアもあったのに結局忘れてしまっていた。思い出したら冷や汗が出てきたぞ。
またも傷つけて泣く「怪物くんシャンプーボトル」 ― 2005年11月08日 05:50
インタビューの撮影小道具に絵になりそうなTBS版の「怪物くん」の商品を持ってきてくれとオーダーされたのでお面、シャンプーボトル、当時の「少年キング」などを抱えてインタビューの現場まで駆けつけたました。現場で品物を出してみて血の気が引いたのがこれ、シャンプーボトルにガッツリと引っかき傷が付いていたこと。
移動でキズが付くのを恐れて個別ビニール袋に入れていたのに、そのビニールはズタボロ。おそらく同じカバンに入っていたデジカメの角が怪物くんをえぐったのではないかと思われる。
新品同様で手に入れたのもつかの間、一年も経たないうちにしっかりキズ物にしちまいました。トホホホホホホ…(らせん状にリフレイン)。
原作版「ピー助」の色を検証する ― 2005年11月08日 06:14
さて、新作アニメ版のピー助は顔の側面も退色と同じ色と設定されています。1980年版では薄いカーキー色で塗られていた印象が強く違和感が抜け切れないのですが……。
アニメ版はさておき原作版のピー助の配色がどうであったか考えるとこれまた違和感が浮上してくるのです。
エポック社から販売された原作を元にしたコレクションフィギュア「コミックテイスト ドラえもん」では自分もスタッフ参加もしていますが、心残りでもあるのがピー助の配色設計です。
ほほを真っ白に塗った「コミックテイスト」版のフィギュア”ピー助”。自分はいまだ違和感です。
はて、原作のピー助の配色はどうでしたっけ。
▼1975年増刊少年サンデー・短編版「のび太の恐竜」
カラー頁ではピー助かどうかも怪しい青い首長竜がいるだけ。
▼1980年コロコロコミック1月号大長編「のび太の恐竜」第一回
引き出しの大型カラー扉。ピー助もカラー頁にいるが豆粒のような大きさで確認しにくいが体色・茶色、ほほ・白に見える。
▽1980年コロコロコミック2月号大長編「のび太の恐竜」第二回
2色カラー扉だが、ピー助不在。
▽1980年コロコロコミック1月号大長編「のび太の恐竜」第三回
活版。色なし。
▼1980年「小学二年生」4月号表紙
初めてピー助を大きく描いたオリジナルカラーイラストが登場。ほほ部分ははカーキー色(図版参照)。アニメ版と差はあまりない。
▼1980年4月7日発行・カラーコミックス
表紙は色指定カラー。ピー助の体色は茶色、ほほ・肌色。コロコロコミックの表紙色指定と同じ。
彩色中扉あり。再利用率が高い図版で強いイメージを作っているように思える。ほほの色、白に対してシャドー部分が水色。このカラーリングがコミックテイストフィギュアに「白」を採用させてしまったと思われる。
人物紹介ページも彩色カラー。ほほの色、白。
▼てんとう虫コミックス表紙
小さいけれどほほは白に見えなくも無い。これが決定打か。
▼FFL版コミックス表紙&セル画
表紙はピー助不在。セル画ではほほの色クリーム色。
▼ミュージカル「のび太の恐竜」パンフレット
既存の原稿に彩色が施された図版有。
こうして振り返ってみると「原作版」と限定するならば白とするほうが優勢のようで、なんとも悔しい。アニメやコロコロ表紙に影響されすぎているのかもしれないが白優勢には違和感がぬぐえない。
ふと考えてみるとこれはドラえもんの手が白なのか肌色なのかと言う感覚に似ている。ぬくもりを感じる白は純白ではなくてかすかにクリーム色だったり肌色に近い白だったりするイメージというものだ。
昔、原作ドラえもんの手の色が白ではなく肌色、もしくは肌色のシャドーが必ず付いていることを話して驚かれたことがある。
これからの商品化は2006映画版が中心なのだから気にすることも少ないと思うが、もし原作版が商品化されるならば、決して純白ではない配色をして欲しいと願うばかりだ。
ピクサー新作「ラタトゥイユ」の奇妙な偶然 ― 2005年11月08日 17:12
■「Mr.インクレディブル」の作曲家、ピクサーの新作でも音楽を
ピクサー・アニメーションの「Mr.インクレディブル」でブレイクした作曲家のマイケル・ジアッキノが、ピクサーの新作アニメーション「ラタトゥイユ」でも音楽を担当することが明らかになった。「ラタトゥイユ」は、06年夏に公開される「カーズ」の次にリリースされる新作(07年公開予定)で、パリのレストランに住むネズミの冒険譚。監督は、「バグズ・ライフ」と同時上映された短編映画「ゲーリーじいさんのチェス」を監督したヤン・ピンカバ。どのスタジオで配給されるのかはまだ決定していない。<後略>
Yahoo!Movie記事
ピクサーと言えばディズニーの契約延長がファンの間ででは気になる話題ですが、そこに関してはディズニー自社作品『チキンリトル』の結果も影響すると言われていて、まだ様相がつかめないまま。『チキンリトル』の興行成績もスタートは首位を取ったので失敗作とはならなくとも成功と呼べるかはこの後の成績次第。
さて、ディズニーの歴史は不思議なことに歴史の節目、ターニングポイントには必ずと言っていいほど”ネズミ”が登場するのがセオリー。
”ミッキーマウス”の登場は権利を取り上げられてしまった『しあわせウサギのオスワルド』から立ち直るための企画だったし、ウォルトが亡くなった後、残されたスタッフが作り上げた『ビアンカの大冒険』、旧世代引退後、新世代が作り上げた漫画映画『オリビアちゃんの大冒険』、セルアニメを撤廃しデジタルで仕上げた第一作『ビアンカの大冒険~ゴールデンイーグルを救え!』と、低迷期からの脱出やステップアップには必ずネズミのキャラクターが登場している。
「すべては一匹のネズミから始まった」と言うのがディズニーを語る決まり文句だけど、その後のディズニーを語るならば「すべてはネズミが一石を投じて変える」とも感じられる。
ディズニーとの契約も決まっていないピクサー社、この転機にネズミのキャラクターが登場する作品を持ってくるとはなんとも奇妙な偶然のように感じてならない。
Yahoo!Movie記事■ピクサー、ディズニーとの再契約間近?
▼2Dは死んだか関連
・ディズニー配給CGアニメ「バリアント」時代はキナくさく? [2005年06月18日(土)]
・『チキンリトル』原点版と新作への期待 [2005年06月17日(金)]
・アンチ・ディズニーなピクサーファンに思う [2005年06月16日(木)]
・映画「ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!」 [2005年03月16日(水)]
・お株が上がった?ディズニー社長退陣 [2005年03月15日(火)]
・ディズニー2Dは死んだのか [2005年03月11日(金)]
・映画『Mr.インクレディブル』メディアの立ち位置 [2004年12月08日(水)]
▼レミーのおいしいレストラン関連エントリー
DSプルバックカー/レミーのおいしいレストラン(フランスパン・レースカー) ― 2007年07月30日
映画『レミーのおいしいレストラン』先行上映へ ― 2007年07月25日
実物大?ベーシックフィギュア「レミーのおいしいレストラン」レミー ― 2007年07月24日
Deco/レミーのおいしいレストラン/レミー&エミール ― 2007年07月21日
レミーの悩ましい売り場 ― 2007年07月18日
DS Figurine set『レミーのおいしいレストラン』 ― 2007年07月17日
正直カレンダー ― 2007年07月03日
PEZ/レミーのおいしいレストラン ― 2007年06月19日
レミーのおいしいレストラン/特製携帯ストラップ ― 2007年06月14日
ピクサー新作「ラタトゥイユ」の奇妙な偶然 ― 2005年11月08日
最近のコメント