大迫力、胸熱いクライマックス、映画『キングコング』PJ版 ― 2006年01月10日 15:08
アドベンチャーに声をあげ、終盤には胸えぐられる一級の娯楽作!新年一発目の映画として良いものを選らんだ気持ちでいっぱい。
主人公たち一行が踏み入る髑髏島でのアドベンチャーはこれでもか、これでもかと言う仕掛けで観客を驚きの世界に叩き込む。この映像はぜひ大画面で味わって欲しい映像。
オリジナルに忠実に作られた作品と聞き、なおかつオリジナルでカットされたシークエンスまでリメイクしていると言うのだから恐れ入る。
しかし、オリジナルを単になぞっているだけではない。オリジナルではキャーキャーと悲鳴を上げコングに対して恐怖しか感じていないヒロイン、アン・ダロウはコングに対して心を開き理解を示し行動に現れていて心地よい。
モンスター映画は”異形の者は悲しい存在”を根底にドラマが展開するのがセオリーですが、唯一の理解者を登場させることで悲劇がよりいっそう浮き彫りにされています。
友人の女性の感想を聞くとクライマックス直前、セントラルパークでの甘いシーンだけでは物足りない、もっと交流が欲しいと言われた。うーん、ロマンス映画を期待されるとそうなってしまうのでしょうか。
男の自分にとっては充分に甘く切なく仕上がっていると思うのですけどね。
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