吹き替えや翻訳にこだわりアリ?ナシ?2009年03月15日 23:39

違和感
自分がそういう趣味の人たちとつきあい、ネットでもそういうコミュニティで閲覧するからなのだろうけど、子供のころに慣れ親しんだ翻訳や吹き替えキャストと違うので嫌だと異口同音の内容を見る。

具体的な例を挙げるなら、キャストが一新された2005年の『ドラえもん』のリニューアル、ソフトがリリースされる時代によって吹き替えが違うものになってしまうディズニーアニメーション、TVの吹き替えがソフト化されない『トムとジェリー』なんて例が自分のフィールドに引っかかってくる。

同感する部分はあるし、一部には“そのとーり!”と思ってしまうこともあるが、たいがいは話題に参加できない。理由は簡単。ほとんどにおいて感情論だから、次の話題がないのだ。

サンプルがまとまるのは意味があるとは思うけれど、個人の感性の並列情報。その中で前向きな論議は発生しようもない。せいぜい自分と似た趣向の人を見つけて共感を得る満足感しかない。(自分の場合、趣向がずれてるので共感すら得られないのだが。)
自分の好き嫌いを発表するだけで、満足されるならばそれでいいと思うが、延々と読みたいものではない。かと言って統計を取るのも、自分は専門外。数字に変えるのは関連会社がマーケティングしてくれれば一番いい。採算があればソフト化へ実現する可能性だって……。

例に出した3例で言えば現在の『ドラえもん』は3代目キャスト(ドラは4代目)として歓迎している。
問題なり危機を感じるのは後者2例の海外アニメーションの日本語吹き替え版。

そもそも何故、吹き替えが変更されていくのかの理由がはっきりしないので、ここは仮説で進めたい。

理由1、権利関係。
ソフト化という概念もなかったころ製作された吹き替えには、ソフト化に関する契約がない。新たな契約を結ぶより新しい吹き替えを作る方がが楽な場合、そうするのは当然。ミュージカルアニメの場合、歌曲部分に別な音源の権利が発生することも、想像に難しくない。

理由2、日本語の変容と周辺。
80年代以降の“言葉狩り”もあり、自主規制的に表現を変える可能性。また放送や出版のコードによって、世の中で耳にする機会がなくなった背景も、新参の子供には分かりづらい翻訳になってしまう弊害が起こりうる。一部の表現なら箇所の差し替えで済むが『白雪姫』の“抜け作(現:おとぼけ)”や『わんわん物語』の“のら公(現:トランプ)”のように名称が変わってしまう場合は修正箇所が多すぎて新録の方が、効果的。
親が子供に与えるアニメーションというポジションも、問題に敏感にさせてしまう気がする。

理由3、常に新しく保つため
80年代のリバイバル公開時には“最新吹き替え版”などの冠をつけて、“新しいこと”もセールスの材料になっていた。
そういえば“新しいもの好き”のお客さんも層がありそうだから、むしろ“売り”とする風習があるのかもしれない。

理由4、権利延長?
話は録音からはそれるが、デジタルリマスターでリバイバル公開された『白雪姫』にはリマスタリングされた年号がコピーライト表示されていた。著作権の延長でいろいろ言われるディズニー社らしい対処だが、修復にオリジナリティが存在しない限り新たな著作とはいえない結論が出される例となっていた。

そこからの勝手な想像ではあるが、吹き替えは翻訳の違いやキャスティングでオリジナリティが出る箇所。これで正規版の権利主張、アピールとも思えるのだけど、実際にはずいぶん早いサイクルで変更が行われているので、“権利延長のため”という推察は濡れ衣なのだろう。

理由、その他。
思いもつかないような意外な理由。思いつかないので、推察できない。

ざっと考えると結局は理由1の権利関係だと思うのだけど、これが最近問題を感じるようになってきた。

最近安価に手に取れるパブリック・ドメイン作品が500円前後で並ぶ棚にディズニーアニメや『トムとジェリー』が並ぶようになってきた。これらの一部には新たな日本語吹き替え版が独自に作成され収録されている。

翻訳書が“新訳”で出るのは理解できるけれど、ここにきてかつてのアニメーションの“翻訳”の価値を浮き彫りにしている状況になった。

むろん現在発売中の正規版と比較してクオリティーを確認するのもいいと思うが、自分はどちらかといえば時代性を抹殺して新録音を重ねてきた作品に注目したい。
ディズニー作品で言うと『わんわん物語』以降が、リアルタイムで吹き替え版を作成し公開してきた作品群。同時代性の価値は、その一瞬しかない。後からどんなにクオリティーをあげて塗り重ねても“最初”の価値には及ばない。(数年遅れになった『わんわん物語』以前の作品も“初もの”であるオリジナル版は重要。)

TVシリーズのような作品は長い年月で何度も聴く機会があり、多くの人の記憶に残り、変更されると騒いでもらえるが、普通1度きりになってしまう映画の吹き替えは覚えている人も少なく、“感情論”で叫んでくれる人すら少ない。
時代を語る資料性なら、同等かそれ以上に“価値のある作品”である“吹き替え音声”。自分は機会あれば“日本オリジナル”に日の目を浴びせてほしいと思う。

昨年の『ディズニーフィルム・フェスティバル』で上映された作品群は結局最新版のものであったらしい。
“ソフト”ではなく劇場の興行だからこそ可能な作品は積極的に、ぜひとも旧吹き替えをかけてほしかったところ。

改めて作品を鑑賞する機会すらないものは、本当につらい。

最後に、考察を置いといて個人的な感情論で言わせてほしい。
“のら公”のことをトランプと呼びたくない! オリジナル日本語発声版の『わんわん物語』を聴かせてくれ!
「こんちごきげんだね、トムさん」の名調子を『トムとジェリー』で聞かせてくれ!

週刊マイ・ディズニーランド69号目2009年03月14日 18:33

週刊マイ・ディズニーランド69号目(表紙)
前号の少なめボリュームを跳ね返すような大きさで登場したのが69号。特盛り、パーツだくです。


■ジオラマアイテム  
・グラウンドベース(アメリカ河、トムソーヤ島)
■本誌記事
・アナハイム探訪「ランチョ・デル・ゾカロ・レストランテ」  
・キャラクター図鑑「レミー&リングイニ」
・ディズニー・ワークス「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」

アナハイム探訪は「ランチョ・デル・ゾカロ・レストランテ」。自分にはまったく予備知識のない空間で、素直に見れて嬉しい景色です。毎度のことですがパーク内での位置関係がつかめないのが難点。 どことなくディズニー版の「ゾロ」と関係ありそうに見えるのですが、それについて言及がないのも気になります。個人的に追跡調査はできますが、この本としては二度とフォローされなさそう。(いや、関係ないなら、自分の“言いがかり”ですけど。)

キャラクター図鑑は「リングイニ&レミー」。近作は情報ブレがないので記事も安心して読めます。ダメ・キャラのリングイニの才能を“他人どころかネズミさえも相手に、その才能を引き出してあげられる人柄”とまとめた解釈は、とても共感できてよかったです。

ディズニーワークスは「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」。OVAの続編作品の中でも特殊なポジションの作品なので“嫌いじゃない”一本。記事も特に新しい発見はないものの、まぁ好感触。“よくがんばりました”と思う。
週刊マイ・ディズニーランド69号/ジオラマナアイテム「トムソーヤ島」

そして今号は特盛りのジオラマアイテム。水面があると分割ができない成型上の理由からなのか、トムソーヤ島のエリアがまるごとリリースです。
考えてみるとアナハイム探訪では地図は掲載されないし、シリーズ通しても位置関係を示しながらの解説をしてくれないので、ここは手持ちの資料で比較しながら観察してみたほうがよさそうです。
Explorer's map of TOM SAWYER ISLAND in FRONTIERLAND Disneyland U.S.A. (1957)

こちらはコピーライト1957年のカルフォルニアのトムソーヤ島探検マップ。東京ディズニーランドでもトムソーヤ島に渡るゲストに配られているマップと一部図版が同じですが、島の中は位置関係がずいぶん違うので地図はまったく違う図版です。(持ってる人は比べてみよう!)
Explorer's map of TOM SAWYER ISLAND in FRONTIERLAND Disneyland U.S.A. (1957)

城を右下側にイメージした全体図。同じ方向にジオラマパーツを眺めると、この方向になります。
TOM SAWYER ISLAND / My Disneyland vol.69

右側の突端部分は別パーツをかぶせて設置。樹脂製の成型であるこのシリーズは、厳密なパーツの合いが心配でしたが、水辺部分をかぶせつようにカバーして接合する設計で、これならば多少の誤差があってもカブせの余裕でクッションされそうです。
サムクレメンス砦

1面2cm程度しかないサムクレメンス砦は、塀の中身を埋めることなく墓碑を再現。指すら入らない部分をモールドする作りこみに感動。
トムソーヤ島/燃える小屋、SL、インディアンのテントなど

燃え続ける小屋、対岸に転がるSL、インディアンのテント、川を泳ごうとするトナカイと見所満載。デイビー・クロケットのカヌー探検で見られる景色のドラマ性が感じられて嬉しいディテールです。
スマグラー入り江とたる橋、キャッスルロックとトムソーヤのツリーハウス

中央のスマグラー入り江、中央のキャッスルロックは近年、映画「カリブの海賊」人気で海賊の隠れ家として改装されているよう(以前の号で紹介されているので知った)で、外観も若干見慣れた形と変わっています。
粉ひき小屋
ムードを感じるハーパーの粉ひき小屋。紙面の解説写真に比べて塗りは粗いと思うけれど、コスト面から考えればこんなところなのかも。
もしオンデマンド出版並みの小部数だったら、1490円でこのレベルの模型は作れないだろうし、大ヒットというほどの部数が出ているとも思えないので、妥当かなと。
ちなみに1月末だったか、2月頭だったか完結号数が100に決定したようです。これまで終了号数未確定だったシリーズ概要から“予定”の文字が取れました。
TOM SAWYER ISLAND / My Disneyland vol.69

道がペイントされているので視線を地面のそばに落とせば実景を創造できて楽しいです。1冊のみのパーツで景色を楽しめるレベルで作りこまれているのだから、69号は満足の号です!

翌70号は「帆船コロンビア号」とムーンライナー」。今号の反動でちっちゃいのかな。

週刊マイ・ディズニーランド75号目2009年03月13日 22:11

週刊マイ・ディズニーランド75号 表紙とジオラマアイテム
正真正銘3/4に到達しました。もう峠は越えていて気分は下り坂。現状来ているパーツで敷地面積のほとんどが埋まり、大きく空いているのは外周の線路やトンネルなどがメイン。アトラクションがにぎやかな部分は何かしらパーツが到着していて、細かな仕上げを待つばかり。

台座中の配線がまだなので完全な設置はできないししても、せめて仮に並べてみたい衝動に駆られつつ、まだまだスペース難。

最近の新習慣はパーツの入ったブリスター裏面とパーツの底面にマジックで号数を書き込むことです。パーツが100号分に分かれいるだけでなく説明書部分も100冊に分冊になってることを思うと、組み立て作業を始めたら混乱することは必至。ブリスターからの出し入れも何度もしそうな予感がしています。

楽しみなような、恐ろしいような。

■ジオラマアイテム  
・グラウンドベース(トリトンズ・ガーデン)
・眠れる森の美女の城(橋)
■本誌記事
・アナハイム探訪「メインストリート駅」  
・キャラクター図鑑「ハデス&メガラ」
・ディズニー・ワークス「美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント」

アナハイム探訪は「メインストリート駅」。見開きいっぱいの駅の写真は開放感たっぷりで気持ちがいいです。毎度の問題である鮮明度が若干足りない印象があるメイン簿住あるですが、景色の開放感だけでおなかいっぱい。この本が出なかったら、自分がこの駅周辺にこんなに喜びを感じる嗜好の持ち主だとは思わなかったなぁ。

キャラクター図鑑は「ハデス&メガラ」。悪役とヒロインという珍しい組み合わせですが、作品のマイナー具合を思い返すだけでエンジョイ。ケン・ダンカンの描く女性が2号連続で登場という“カブり感”はあるものの、個人的には好きな流れ。何を語ってるというページではないですが、眺めているだけで楽しい気分に慣れます。

ディズニーワークスはOVA作品「美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント」。考えてみるとOVA作品群はパンフレットなどの副読本的印刷物(パンフレットやムックなど)がないので、マニア的には地味に楽しくなってきたページ。今まで、このレベルで作品を語る機会がなかっただけに、たとえ駄作群でもありがたく感じるようになりました。
悪評高いOVA作品群の中では比較的完成度の高かった本作が、アニー賞にノミネートされたり、ホームビデオ発売作品賞(範囲狭っ!)を受賞していたなんて意識したことすらありませんでした。

ところでトリビアコラムである“Did You Know?”はフランス語版での“コグスワース”のネーミングが“ビッグ・ベン”になっているという話。イギリスの大時計からとられたようです、というのはいいけど、そもそもの名前コグスワースが“歯車”を由来にしていると言及しないと、読者は置いてきぼりになりそう。(マニア的には当然の話で飛ばしてもいいと思いますが)
もちろんフランス語版ネーミングは知っていましたが、フランス語版でネタにするならまだまだ面白い話はいっぱい。たとえば“ベル”はディズニーアニメの主人公としては2人目のダブった名前。「わんわん物語」のレディのフランス語版は“ベル”なので、フランスには2人(1人と1匹)のディズニーのベルがいます。キャラクターグッズを買うときは注意が必要! とか。
ベルと町の人が歌う「朝の風景」の出だし“ボンジュール!”は本場の発音なので語尾が下がってしまい英語版とは違和感を感じるメロディー、とか。
主題歌のデュエットの仏語版も独特な泥臭さがあってで面白かったなぁ。

……脱線、脱線。単なる個人的感想(チラシ裏)。
本誌はおおむね満足です。ここのところずっと。

75号ジオラマアイテム
今号のジオラマアイテムは中央の城に向かって右側に沿う広場。「トリトンズガーデン」を表題にした地面(グラウンドベース)と城にかかる橋。
眠れる森の美女の城(橋)
橋は見てのとおり、石畳のモールドに表情をあわせ塗りわけされ、左右の“のぼり”まで再現したこだわり。ここにウォルトがたつ写真が印象的なので、フィギュアがほしいぞ。……と、言うか途中からすっかりフィギュアが来なくなってしまいましたが、あれで完結してしまったのでしょうか。
個人的には文句を言いつつもPVCフィギュアコレクターである以上、楽しみにしている要素なのに……。それにラインナップもかなり半端で止まってる印象で……。白雪姫や七人のこびとはスルーなのかなぁ。
トリトンズ・ガーデン

トリトンズ・ガーデンは生のアリエルと触れ合えるグリーティング・スポット。自分はカリフォルニア未訪問なのでWDWの位置関係でインプットされていたので、ここにあったんだと意識できた喜び。
池にある銅像のトリトン王とアリエルは米粒のようなサイズなので再現性はこれでも限界かと。むしろこのサイズなのにブロンズを思わせる二重塗装に感心します。
WDW / MAGIC KINGDOM / Triton's Garden / Ariel / 1999.9.20

この写真はWDWなので場所違いですが、銅像のイメージを比較するには充分。コペンハーゲンの人魚の銅像をイメージした映画劇中シーンをさらに銅像にするパラドックス。
ネットで検索するとカルフォルニアの方が台座になる意岩のエッジが細く切り立ってるようですね。
WDW / MAGIC KINGDOM / Triton's Garden / Triton

トリトン王はホコの先からラストシーンで虹を出すように水を流しているのがスタンダードな姿。ジオラマアイテムでジャングルクルーズの像のように水をモールドするとうるさいサイズなので、今回の処理が最善に思えます。
白雪姫の噴水と願いの井戸

表題には外れますが、トリトンズガーデンをさらに奥へ進むと白雪姫の井戸と泉が現れます。TDLでもおなじみになった風景ですが、城を中心とした場合左右逆なのが新鮮かつ違和感。ああ、自分もTDLに洗脳されているのだなぁ。

来週3月17日発売76号は、またも地面の「グラウンドベース(ダウンタウン・トゥーンタウン)」と「カリブの海賊(内部)」。おお、そうきたかと思うカリブのデザインにちょっとホクホク。


週刊マイ・ディズニーランド74号目2009年03月12日 18:27

週刊マイ・ディズニーランド74号 表紙とジオラマアイテム
忘れてません。毎週書店で買い続けています。
敷地を確保しないまま購入していたので現在は部屋のスペース確保に必死です。ああ、家の中でオレンジ畑のごとく平坦でテーマパークが設置できそうな場所なんて……。

そんな呟きをしたまま号数は74号を迎えています。(実際には75号出てます!)
エントリーをサボったので完全に“たまった宿題”のごとく、重圧を感じ始めている分量(3ヶ月分)ですが終了までも残すところ25週間。そろそろ本気にならないと! 自分の尻を蹴飛ばしてスタート。


■ジオラマアイテム  
・グラウンドベース(メインストリートUSA)
・フルーツスタンド
・ガゼボ
■本誌記事
・アナハイム探訪「インンディジョーンズ・アドベンチャー」  
・キャラクター図鑑「ジェーン」
・ディズニー・ワークス「魔法にかけられて」

本誌アナハイム探訪は「インディジョーンズアドベンチャー」。
以前このアトラクションを取り上げた際、重要なことを伝えていませんでした。それは、この寺院に祀られているマーラ神の目を絶対に見てはならないということ。(以下略)


ん? “以前”って……本当だ、14号でも扱ってる。 ややっ! 64号で扱ってる「カリブの海賊」も6号に続いて2度目。カリブは映画後のリニューアルを扱っているから、おおざっぱに“昔の”と“リニューアル後”で2回やる意義が感じられるけど、「インディ~」はどうなの?

でも、改めて2回の記事を並べると14号の記事は8枚のイメージに変な文書でしたが、今回の記事は10枚のイメージで以前のようなすかすかした印象はなくなったし、文章も余裕を感じるほど、しっかりしている印象。この1年半でスタッフも成長したんですね……(涙)。

キャラクター図鑑は、めぼしい主人公を終えたせいか最近は第二ポジション的人物のセレクトが続いてます。今週は『ターザン』のジェーン。同じ作品を何dのもなぞっている印象は否めませんが以前のような不満はありません。以前に比べてページ構成が成長してます。

ディズニーワークスは公開の記憶もまだまだ新しい『魔法にかけられて』。
実写作品も範疇なら、と前のめりになりそうですが“もっとも新しいプリンセス”としてスルーが難しかったのか、単にビデオセールスの関係なのか。それとも特に意図はないのか…。

(あ、ライブアクションなら『カリブの海賊』も扱っていたけど、あれはパーク出典映画だからはずせない。その理論で『カントリーベア』がどうなるか、気にしてます。)
新しい映画は基礎知識がぶれないから、安心して読めます。

ジオラマアイテムは地面、樹脂製の重い板です。
今回はメインストリートUSA。上の建物のリリースはハイテンションで迎えたので、待ちくたびれました。歩道と車道の塗りわけ、段差とプラザ部分の花壇がモールド。今週だけを見れば物足りないですが、100回ローンの一部と思えば……。
ほかにはマッチの頭程度の大きさにガゼボ(あずまや)とフル-ツ・スタンドが付属。これは接着しないと失くしそう……。設置場所は今回のベース中央部分。

今週3/10発売第75号はやっぱり地面メインの「トリトンズ・ガーデン」。そしてもうひとつは「眠れる森の美女の城」にかかる橋。

PEZ/ミッキーの宿敵ピートが初めてラインナップ2009年03月05日 18:10

PEZ/ pegleg Pete
ミッキーマウスの宿敵にして、ミッキーよりも年上のキャラクター「ピート」が80ウン年の沈黙を……そう、ペッツとほぼ同い年のキャラクターが、ついにラインナップ。
しかし、この符号はおそらく偶然の一致らしく、ノーマルパッケージに特に祝だの記念だのの表示はいっさいなく……。
ペッツのファンもディズニーファン(もしくはピートファン)も反対側の歴史なんて考えないだろうし……。いいんだ、自分は気づいたぞ。嬉しいぞ。

購入物は並行輸入版のUS仕様。ミッキーマウスクラブハウス版が順調にラインナップを増やせば、そのうち日本版もリリースされるかな。この勢いで巨人のウィリーとか、ヴォンドレイク教授とか……出るわけないよなぁ。


Mickey Mouse & Pal / PETE:
U.S.PATENT:
5.984.285
MADE IN CHINA

ジャングルブックプレイセット/Disney Store Exclusive2009年02月03日 18:02

PLAYSET / Walt Disney's JUNGLE BOOK / Disney Store
日本では未入荷のディズニーストアオリジナル商品「ジャングルブックプレイセット」、正価24.50ドル。それが日本のネットオークションでは945円だというのだから、涙チョチョ切れてしまうと言うか、嬉しさ半分、日本での不人気さを感じて悲しさ半分のビミョーな気分です。

品物の大きさは、若干覚悟していたのですが画像で観るよりも数倍のインパクトのある大きさで正直、ちょっと……困ってます。空間難に生活する自分はこれを持っていてはイカンだろと思う大きさです。台座だけで30cm角以上の大きさでして、木を組み立てててのボリューム感はロボットの秘密基地やリカちゃんハウスをしのぐ大柄さ。
正直、日本家屋向けにできてません。
ジャングルブックプレイセット/トラップ

大柄さもあってギミックは充実しています。
遺跡の頂上はトラップがあって、ボタンを押すと跳ね返しのパネルがあります。……ん? そんなシーンがジャングルブックにあったっけ?

そこはスルーしてサウンドギミックに注目。
台座にある2つのボタンはサウンドボタン。
♪ドンドコ、ドンドコ、ドンドコ
ひとつはエキゾチックな太鼓のリズム。
もうひとつは押すたびに音が変わります。そして鳴ってる瞬間は洞窟部分が発光します。
♪パオーン!(ゾウの鳴き声)
♪シャガーッ!(猛獣の声、トラ?)
♪ガオーッ!(猛獣の声、黒ヒョウ??)

さては「ベアー・ネセシティ」のメロディがなるのかな? と期待していただけのちょっと複雑な気分。だって、この商品に該当の動物のフィギュアは付属していないし……。
石の下には虫が!

「ベアー・ネセシティ」を期待してしまったのは歌の中で登場する、岩の下から虫を見つけるシーンを再現できる仕様だったため。曲がなかったとしても、これは嬉しいギミック!
遺跡の柱は簡単に崩れます

もうひとつ感心したのが遺跡の支柱が崩れるギミック!
不安定に見える支柱はホゾがはまっているだけで、チョイと押せば崩れます。
……でもキング・ルイは商品に付属してません(苦笑)。
(※画像はアプローズ版PVCを置いての撮影。)
ジャングルブックプレイセット/モーグリとサル

このセットに付属するフィギュアはモーグリとバルーとサルの3体。モーグリとバルーは40周年記念で発売されたPVCセットと同じ型の流用です。ここでしか手に入らないのはサル!
自分にとってはこのサルを入手する目的が50%以上を締めていたのですが……。いや、思ったよりもジャングルが大きいなぁ。

木からのびたすべり台、これもギミックとして数えるべきだと思うのですが、実践してみて大問題が発生。
すべり台に問題発生!
モーグリの台座がひっかかって木の途中で引っかかります。
バルーはそもそも体が大きくて穴を通らないし……。
前述40周年フィギュアセットのキャラクターは誰一人(一匹)ともすべらない有様。

唯一の利用可能なキャラクターがサルだけって、開発者、どーかしてます。
ジャングルブックプレイセット/全景とフィギュアセット(別売り)
3体だけでは間が持たないので40周年記念フィギュアセットのメンツを並べて記念撮影。
いやさ、自分は既にキャラクターがあったから“安もの買い”で飛びついたけど、普通の人にとっては何とも奇妙な商品でしょうねぇ。(^^;

週刊マイ・ディズニーランド68号目2009年01月22日 20:07

週刊マイ・ディズニーランド68号 表紙とジオラマアイテム
今週は週刊マイディズニーランドも68号目。
レビューをサボっていても、ときに2冊いっぺんに買うことがあっても購入はしています。

エントリー化していない号が現状13冊。ほぼ3か月分。しらばっくれて自然消滅させてしまおうかと思ってもいたのですが、消極的に最新号から再開してみます。
正直、反応もないし、放置プレイでもいいかと思っていたのですが、どういうわけか自分のブログの感想ってコメントの書き込みではなく口頭で告げられることが多いのです。
そんな口頭感想で「週刊マイディズニーランド」の現状が気になると言われると、放置もできないのかなぁ、と。

■ジオラマアイテム  
・蒸気船マークトゥエイン号
・船着場
・ジャングルクルーズ(×2隻)
■本誌記事
・アナハイム探訪「魅惑のチキルーム」  
・キャラクター図鑑「ジョン・シルバー」
・ディズニー・ワークス「ピーター・パン2 ネバーランドの秘密」

毎回、バッシング対象にしてきた本誌ですが、間をあけたら何も感じなくなってしまったという状態でして……。
熱心に読む余裕がなくなったのも一因ですが、それだけでなく多少なりともクオリティーアップを感じるようになりました。
以前のように頭を抱えるミスは見なくなったし、「パート2」ものを無難に解説している仕事は、同情を禁じえません。それにメイキング情報がまとめられる機会もロクにない「2」ものでコンスタントにまとめられるのは、マニア的にありがたいかも。(正直、見返す気の起きない作品群だし。)

毎回満足しているアナハイム探訪は老舗アトラクション「魅惑のチキルーム」。
ウォルトによるオリジナルのショーは、ここアナハイム以外では体験できません。

そういえばフロリダは「ニューマネージメント」(ザズーとイアーゴが主役)だし、日本では「ゲット・ザ・フィーバー」からスティッチをフィーチャーした「アロハ・エ・コモ・マイ」に衣替えしましたっけ。他のパークは知らないけど、あののどかな……ちょっと退屈な……眠い………ZZzzzz……(ハッ!) オリジナルの良さは、あの平和なムードなんでしょう。
改めて“オリジナルはアナハイムだけ”なんて考えたことも無かったので、こういう発見をさせてくれるだけでも、満足です。

及第点(=ミスを見ない)にはなったけど、キャラクター図鑑は相変わらず。読む気が起きない、一番価値を感じないページ。
ディズニーワークスはメイキングに触れる意味で、キャラ図鑑より楽しめるページ。

今週のジオラマアイテム。
週刊マイ・ディズニーランド68号/ジオラマアイテム

ジャングルクルーズの船は32号と同じものがもう2隻追加。コースの中に複数ある状態を再現できるようにする配慮です。たぶん。

でも、受け手としては水増しアイテムに感じています。
今回のアイテムは手のひらに全て乗る極少さ。
週刊マイ・ディズニーランド68号/蒸気船マークトウェイン号

実質、新作は蒸気船マークトゥエイン号と船着き場だけですし、そのサイズも見ての通り。次号に、その船を乗せられる大きな面積のベースがつくバランスは分かるのですが……。
全体に対するローンだという意識も以前に比べて増していますが、やっぱりボリュームダウンは寂しいです。今回は蒸気船後部の水しぶきをあげる外輪など、作りこめるディテールはありますが、サイズが小さすぎて楽しむにはちょっと限界以下。薄味です。

まぁ、来週のアメリカ河とセットで楽しむのが正当なところでしょう。